SGDs教育ニーズの高まりに応え、中高生に対する新たな教育機会の創出へ
ファミリーマートでは、これまでも小学生から高校生を主な対象として、「自社の取り組み紹介」や「職業体験」などを中心とした出前授業を開催してきた。新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けた2020年度においても、オンライン開催などを通じて全32回を開催したという。一方、セーブ・ザ・チルドレンもファミリーマートの支援により、「先生・ファシリテーターのためのSDGs学習のための教材」を開発。全国の子どもたちに、SDGsについて学ぶための講演会やワークショップの機会を提供してきた。SDGsが2015年に国連で採択されて以降、中学・高校を中心に、SDGsに関する授業のニーズも高まりを見せている。しかし、教材や学習方法のサポートが必要な学校も多い。また、コロナ禍で講演会や体験学習の機会は減少傾向にあり、これに代わる学習機会も求められている。
そこで両者は、これらのニーズに応えるため、NGOと企業それぞれの強みを活かし、協働でオンライン授業を企画。授業では両者が講師を務め、SDGsの「基本理念」や「SDGs達成に向けた取り組み事例紹介」について解説を行う。また、SDGs目標達成の担い手となる中高生自身が、身近な話題から具体的な取り組みを考えるグループワーク等も実施予定だ。