株式会社ファミリーマート(以下、ファミリーマート)と公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(以下、セーブ・ザ・チルドレン)は2021年3月5日、「SDGs(持続可能な開発目標)」をテーマに、中高生に対するオンライン出前授業「『いま、私たちにできることを考えよう』SDGsオンライン教室」を開始すると発表した。東日本大震災から10年の節目を迎えるにあたり、第1回目は宮城県石巻市の石巻市立桜坂高校にて開催する。今後も次世代育成を目的とし、全国の学校からの要望等にもとづいて、本取り組みを継続していく意向だ。
SDGs達成に向け、ファミリーマートとセーブ・ザ・チルドレンが中高生に対するオンライン講座を開始

SGDs教育ニーズの高まりに応え、中高生に対する新たな教育機会の創出へ

ファミリーマートでは、これまでも小学生から高校生を主な対象として、「自社の取り組み紹介」や「職業体験」などを中心とした出前授業を開催してきた。新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けた2020年度においても、オンライン開催などを通じて全32回を開催したという。一方、セーブ・ザ・チルドレンもファミリーマートの支援により、「先生・ファシリテーターのためのSDGs学習のための教材」を開発。全国の子どもたちに、SDGsについて学ぶための講演会やワークショップの機会を提供してきた。

SDGsが2015年に国連で採択されて以降、中学・高校を中心に、SDGsに関する授業のニーズも高まりを見せている。しかし、教材や学習方法のサポートが必要な学校も多い。また、コロナ禍で講演会や体験学習の機会は減少傾向にあり、これに代わる学習機会も求められている。

そこで両者は、これらのニーズに応えるため、NGOと企業それぞれの強みを活かし、協働でオンライン授業を企画。授業では両者が講師を務め、SDGsの「基本理念」や「SDGs達成に向けた取り組み事例紹介」について解説を行う。また、SDGs目標達成の担い手となる中高生自身が、身近な話題から具体的な取り組みを考えるグループワーク等も実施予定だ。
「SDGsオンライン教室概要」
国連が設定した目標達成まで10年を切った今、SDGsへの貢献活動は社会的全体に広がりを見せており、教育界との連携も重要な視点となるだろう。それぞれの立場で行えることを、改めて考えてみてはいかがだろうか。

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