「生活者視点」のきめ細かなサービスの実現に向けた、オープンイノベーション・プログラムに参画
昨今、政府が提唱する「Society 5.0」の実現に向けデジタル化が急速に進展するとともに、コロナ禍により人々の暮らしは大きく変容している。このような中においては、「地域」、「年齢」等さまざまな差を超え、個々の多様なニーズにきめ細く対応するサービスを創出し、経済発展と社会的課題の解決を両立させていくことが求められている。JCBでは、経済発展と社会課題解決の両立に向け、これまでも種々のソリューション開発と提供を独自に実施してきた。ただ、「生活者」の目線で新たな価値を生み出し続けるためには、さまざまなパートナーとのオープンイノベーションの取り組みと、実際の生活の場を想定した実証が不可欠となる。そこで同社は、新たな価値を生み出すイノベーションプラットフォームとして「SmartCityX」のビジョンに賛同、本プログラムへの参画を決定したという。
「SmartCityX」は、各業界を牽引する大企業と各国のスタートアップが「コンシューマープロダクト&サービス」、「モビリティ」等の各領域において、「未来のまち」を共創するグローバル・オープンイノベーション・プログラムだ。デジタル化やコロナ禍の社会変容を「未来に向けた前向きな変革の機会」と捉えることで、産業や技術視点ではなく、生活者目線で価値の高いサービスやアプリケーションを創出する。これにより、より豊かな暮らし「ウェルビーイング」を実現させていく取り組みだ。
本プログラムでは、8社のパートナー企業と5社のサポーター企業、世界各国から応募があった351社のスタートアップ企業より選出された100社が協働。共にプログラムに参画するオブザーバー自治体での実証実験を通じ、新たな価値を創出していくという。また、リソースパートナーとして「アマゾン ウェブ サービス ジャパン株式会社」、「CIC Japan合同会社」などが参画し、58人のメンターによる知見やネットワークの提供も実施する。JCBは、サポーター企業の1社として事業開発を実施する予定だ。