「忘年会の予定あり」は男女とも2割未満
新型コロナウイルス感染症拡大が第3波を迎えたと言われている中、年末年始の風物詩とも言える忘年会・新年会等の状況は、どのように変化しているのだろうか。はじめに「年末に忘年会の予定があるか?(リモートも含む)」と尋ねると、「予定がある」は男性17.4%、女性13.5%と、いずれも20%未満という結果となった。飲食店で一同に会することで「三密状態」になることや、クラスター発生などへの不安がベースとなり、今年は忘年会自体を控える人が多いと予測される。
忘年会実施を予定しているグループは、男性は「会社」、女性は「友達」が最多
続いて、忘年会の予定がある人に「忘年会を予定しているグループ」を尋ねた。すると、「会社」での忘年会予定があるという回答は、男性52%、女性31.8%となり、男性の方が多いことがわかった。また、男性は「取引先」が11.8%で、女性の2.1%に比べて高い傾向であることも判明した。2割の人が「会社」の忘年会をオンラインで開催
さらに、「忘年会を会社で予定」とした回答者に、「開催スタイル」を尋ねたところ、男女とも50%以上が「飲食店を予定」となった。次いで「オンラインでのリモート開催を予定」は、男女ともに20%以上という結果に。コロナ禍で「オンライン会議」が普及したことで、会社の忘年会をオンラインで行う人が増加しているようだ。「新年会を予定」は男性とも1割以下にとどまる
続いて、「新年会の予定(リモートも含む)」を尋ねた。その結果「予定あり」としたのは男性が8.2%、女性が7.3%と、いずれも1割に満たない結果だった。年始の新型コロナウイルス感染拡大状況が予測しづらいことから、計画が立てられない人が多数いることが予測できる。年末年始の集まりに対する不安には「クラスター発生」、「医療崩壊」など
最後に、「忘年会・新年会で心配なこと」を自由回答で尋ねた。その結果、以下のような声があがった。・大人数での飲食や飲酒で気が大きくなり、マスクを外したり、三密が守れなくなったりすることで、クラスターのリスクが高まるのでは
・仕事関係で家族が参加すると、家族間での感染が心配。緊急事態宣言下よりも感染者数は増えているが、社会全体の意識は低くなっているのでは
この他、自身は参加の予定がないものの、さまざまなところで集まりが増えることによる感染拡大と、それに伴う医療崩壊のリスクを心配する声や、夫婦間で忘年会への参加・不参加をめぐって心配ごとや揉めごとが増えることへの心配などの意見も見られた。