中間管理職の6割が「部下のモチベーション向上」に有効な手立てを打てていないと回答
働き方改革の進展や新型コロナウイルス感染症拡大をきっかけに、「リモートワーク」や「ジョブ型雇用」、「副業」など新たな人事制度の導入に積極的に取り組む企業が増え、「組織と個人の関係性」も変化の時を迎えている。このような中、中間管理職には、KPI(業績成果)の達成のみならず、部下のキャリア支援も求められるようになっている。そこで今回、Hitoiroが「中間管理職の組織マネジメント課題に対する意識調査」を実施し、管理職68名から回答を得た(調査時期:2020年8月24~26日、対象:企業規模30人以上の企業の管理職正社員)。まず「モチベーションの低い部下への改善策に取り組んでいるか」を尋ねたところ、「実施しているが成果を感じられない」が40.2%で最多だった。また、「取り組みたいが、まだ取り組めていない」も24.7%となり、「取り組みを実施していても効果がない」、「取り組みたいが実施できていない」という管理職は、合わせて6割以上にのぼることがわかった。
経験豊富なメンターが伴走し、社員と組織の課題を解決へ
これらの調査結果から、中間管理職は「部下個人のキャリア」と「経営の求める業務成果」の間に立ち、「従業員と企業の接点強化」に取り組むことが必要になる、と4designsとHitoiroは考えるという。この取り組みに経験豊富なメンターが伴走・支援することで、組織エンゲージメントを向上させるべく、両社協働で組織開発サービス「Good Team by Protean(グッドチーム バイ プロティアン)」を開発した。本サービスは、中間管理職の育成に特化したサービスだ。経験豊富なメンターが伴走し、対象となる社員の「多様な価値観やありたい姿」の実現と、「業務における成果」の達成の両立を実現できるよう、中間管理職の育成をサポートする。また、ジョブ型雇用や副業など企業が制度を改定した後のマネジメント支援、中間管理職とメンバーの信頼関係の構築、チーム全体の主体性の向上などの効果を目指すとともに、社員が仕事を「自分ごと化」し、主体性を持って行動できる「自律型組織」への変革をサポートするという。