著者の佐藤美和氏は、日本GE 人事本部で組織・人材開発責任者を務め、『Asia Business Outlook』誌が選ぶアジアの組織開発コンサルタント TOP10(2023年)に日本から唯一選ばれた。これまで外資系企業の人事責任者を務め、現在は日本の大手企業のコンサルティングに携わる豊富な経験を持つ。本書は、著者が“一流”と呼ばれるビジネスパーソンを長年分析して見出した共通する「思考と行動の基本」をまとめたもの。人材戦略を策定し、組織開発の仕組みを構築・運用する中で蓄積された、貴重なエッセンスがわかりやすく語られている。人事として「採用、昇進・昇格、評価、給与、育成」の仕組みを作る際に役立つだけでなく、部下やチームメンバーの支援、自身のキャリア自律を考える上でぜひ読んでおきたい一冊だ。

【書籍基本情報】
書籍名:世界のハイパフォーマーを30年間見てきてわかった 一流が大切にしている仕事の基本
発売出版社:かんき出版
書籍発売日:2024年10月6日
『世界のハイパフォーマーを30年間見てきてわかった 一流が大切にしている仕事の基本』 佐藤美和(著)(かんき出版)

▼内容紹介

1万人以上の一流ビジネスパーソンを分析。成果を出す人の“黄金律”とは?



アメリカン・エキスプレス、アーサーアンダーセン、IBM、GE、一流グローバル企業を経て「アジアの組織開発コンサルタントトップ10」に日本から唯一選出された著者が教える、いつでも、どこでも、誰でも成果を出せる方法。

一流とは「あの人に任せておけば大丈夫! 必ずいい結果を出してくれる」と、みんなから思われている人です。一流の人と普通の人との違いは、「思考」と「行動」です。「思考」すること、「行動」することは誰もがやっています。でも、一流は、成果につながる正しい道筋を見つけ出し、その上を地道に歩んでいるのです。

日本を代表する企業や大手外資系企業で成果を出し続けている1万人以上の一流のビジネスパーソンを分析した結果、一流の人の「思考」と「行動」には、びっくりするくらい共通点があることがわかりました。業界、職業、職種、職位、年次、世代、国、時代が違ったとしても、根っこは同じだったのです。この一流に共通する「思考」と「行動」をとりだしてやってみることで、いつでも、どこでも、誰でも、成果につなげることができます。

本書は、ビジネスパーソンならば、誰にでも必要な「思考」と「行動」を50個に絞り、「一流の人はみんなこうやっていますよ」ということをまとめました。50個の選定にあたっては、仕事を教えてくれる人がそばにいない環境で働いている人が知りたいことや、今さら上司や先輩に聞くのは気が引けてしまうようなことを網羅しています。
(出版社ホームページより/HRプロ編)

▼目次

第1章 「質」を向上させる仕事術
1 メモの効果を利用する
2 資料はさっさと処分する
3 情報の落とし穴を回避せよ
4 情報は惜しみなく共有する
5 メールの全方位にまで気を配る
6 会議資料は1枚にまとめる

第2章 効率よく進めるダンドリ術
7 仕事はリデザインからはじめる
8 仕事を捨てる勇気  
9 安正早楽  
10 忙しくしない  
11 メールはとにかくシンプルに
12 オンもオフも関係なく「今」やるべきことをする

第3章 問題解決のための思考法
13 最初に「何を考えるのか」を考える
14 仮説検証を積み重ねる  
15 常識や過去の経験にとらわれない
16 言語化して思考を深める  
17 根本にある原因は何か?  
18 数字のトリックにはまるな  
19 「大前提」を確認する

第4章 意思や物事を明確に伝える説明力
20 読み手の思考をナビゲートするプレゼン資料
21 話の順番はTPO次第  
22 自分の話したいことは後回し
23 ストーリーで語れ
24 難しいことはたとえ話に
25 言いにくいことほどはっきり言う
26 相手を傷つけずに主張する

第5章 仕事を円滑にするコミュニケーション術
27 大事なことは顔を見て話す
28 コミュニケーションは相手のスタイルに合わせて
29 1勝9敗のWin-Win
30 お客さまの要望はそのまま引き受けない
31 苦手な人の壁打ち相手になる  
32 満場一致を打ち砕く  
33 仕事では親友より戦友  
34 気配りの達人  

第6章 チームをまとめるリーダー術
35 定性目標は比較で示す  
36 相手の思考を深める質問  
37 素人であることを強みに変える
38 評価は平等にしない
39 HowとWhatは部下に任せる  
40 部下は頻繁には褒めない  
41 部下の失敗は成長に変える  
42 部下の指導はカスタムメイドで 

第7章 ビジネスパーソンを一流に変えるマインドセット 
43 仕事のスピードをワンランク上げる
44 自分を丸ごと受け入れる  
45 弱みは無理に伸ばさなくてもいい 
46 給与の5%は「忍耐手当」  
47 年収と同額の貯金をする
48 キャリアは思い通りにならないもの
49 見えない報酬にも敏感になる
50 心が折れそうな話は副音声解説で聞く

▼著者プロフィール

【佐藤 美和(さとう みわ) 】
株式会社ビービーエル 代表取締役 人事戦略・組織開発・人材開発コンサルタント/企業研修講師
一橋大学大学院国際企業戦略研究科修士課程修了。2023年度 Asia Business Outlook誌が選ぶ「アジアの組織開発コンサルタント トップ10」(Top10 Organization Development Consultants in Asia)に日本から唯一選出。
アメリカン・エキスプレス・インターナショナル にて、アジア太平洋地域オペレーションセンター設立プロジェクトを担当。アーサーアンダーセン ヒューマン・キャピタル・サービス、IBMビジネスコンサルティングサービス(現 日本IBM)戦略コンサルティング部門にて、人事戦略策定、人事制度改革、組織開発、人材開発、チェンジマネジメント等のコンサルティングに従事。日本GEにて、人事本部 組織・人材開発責任者として、組織活性化、タレントマネジメント、グローバルタレント育成等に従事。
現在は、株式会社ビービーエルを起業し、日本を代表する企業や大手外資系企業を顧客に持つ組織・人事コンサルタントとして活動している。
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