これは、2019年8月北海道大学の数理・データサイエンス教育研究センターに開講されたニトリの寄附講座のことです。
ニトリと北海道大学……??
なぜニトリが北海道大学センター内に寄附講座を開講したのか。
ニトリから客員研究員として派遣されているたった一人の社員。情報システム改革室 開発チームに所属する本間勇紀さんに話を聞きました。
この講座はなんと、データサイエンスの研究と人材育成を同時にすすめる国内初の取り組み。そして、みらいIT人材を体現すべく先駆者として日々奮闘しているのが、本間さんなのです。
本間さん「最初声をかけてもらったときは、不安が大きかったです。が、それよりも自分がはじめての客員研究員かつゼロからつくりあげなくちゃいけないという責任感の方が強かったですね。派遣されて半年たちましたが、習得しなければならないことが多く、正直しんどいです(笑)。家に帰ってもずっと頭のなかはデータ活用のことばかり。妻に『話聞いてる?』と言われることも(笑)。いまは、データの力で未来の社会をデザインするために必要なスキルを習得することを目標に取り組んでいます。大変ですが、そのスキルを習得して社会にある数多くの課題を解決できるような人材になることを想像したら、やりがいしかありません!」
北海道大学内で本間さんと一緒に働く、数理・データサイエンス教育研究センター 特任准教授 湧田先生はこういいます。
その表情からは、穏やかながらも、内に秘める闘志が湧き出ていました。
まだ始まったばかりのニトリみらいデザイン講座。
本間さんの具体的な研究内容や、産学連携だからこそ成し得る研究成果、本間さんの一日についてなどなど、これからも定期的にレポートしていきます!
※本記事は『ニトリン』に掲載された記事の転載です。
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