成功の秘訣は主に4つあります。1つ目は、チームのコミュニケーションの方針を明確にすること。例えば、部門内のメール禁止、既読は「いいね」をする、敬語禁止などを徹底しました。2つ目は、すぐに実験すること。
タブを積極的に使ってみて、合わなければやめたり、 すぐにチャネルを立てて、終わったら即座にやめたりします。3つ目は、遊びの場を設けること。まじめにやりすぎない、情報の種類を問わない、共有したいことを共有することがポイントです。そして4つ目は、チームの写真を設定すること。デフォルトのものを放置したままにすると、チームとして愛着が沸きませんので、ぜひ写真は入れ替えてください。チームのシンボルマークは意外と大切です。
■我々の取り組みのスタンス
ITは今や誰もが手にできる武器となりました。
Microsoft TeamsもOffice365を導入し、情報システムの管理者が機能をオンにすれば、すぐに使えます。
既成概念に囚われずに、こういうものを活用すれば、これまでIT活用に遅れていた企業も一気にITによる事業変革を行うことができるでしょう。
従来の情報システムは、堅牢なITシステムでした。そこには、既存システムの維持や、オンプレミス環境、基幹システムなど対応しなければならない課題がありました。しかしこれからの情報システムは、IT活用です。事業拡大、経営改革、生産性の向上、新規ビジネスなど、新しい課題に対応するためのものになっていきます。まさにこれが我々に求められた思考の転換なのです。
既成概念でユーザーの機会をIT部門が奪うことは決してあってはなりません。スピードや変化に対応するシステムはいち早く、ユーザーに提供すべきです。そして何に使うかはユーザーが自由な発想で考えれば良いこと。いちいち情報システム部門が介入する必要はないと思います。我々の今後の展望としては、個々のツールのさらなる定着と活用促進、お客様やビジネスパートナーとの情報共有とコミュニケーションでの活用、テレワーク・働き方改革の推進、Dynamics365やPowerBI等の導入の検討(連携による更なる推進と業務生産性・質の向上)などを見据えています。
ご静聴ありがとうございました。