会社の「飲み会」は「ほとんどない」が最多。“年に数回程度まで”との声が8割超に
新年度がスタートし、歓迎会やキックオフなど仕事上の宴会・飲み会の機会が増えるこの時期。お酒を飲みながら上司や同僚などと親睦を深める、いわゆる「飲みニケーション」について、社会人はどのように感じているのだろうか。はじめにネクストレベルは、「仕事上の飲み会の頻度」を尋ねた。すると、「ほとんどない」(29.1%)が最も多く、「年に1~2回程度」(30.1%)との合計は59.2%で6割に迫った。「数ヵ月に1回」(22.2%)も合わせると、8割以上が仕事上のお酒は“年に数回程度まで”と考えていることが示された。
自由回答では、「コロナ禍以降、飲み会がなくなった」、「飲み会自体がないし、あっても感染予防を理由に断れる」といった声が聞かれたという。
また、続けて「飲み会の参加は必須か」を尋ねたところ、「参加も不参加も個人の自由」が約6割で最多となったようだ。
6割以上が「飲みニケーションはいらない」と回答
次に同社は、仕事上の「飲み二ケーションはいるか/いらないか」を聞いた。その結果、「いらない」(27%)と「どちらかというといらない」(37.5%)を合わせると64.5%で、6割を超えた。約3人に2人が「飲み二ケーションはいらない」と考えていることがわかった。「飲みニケーションは必要」との認識に年代差は見られず
そこで同社が「年代別」(20代・30代・40代・50代以上の4つの年代)に、「飲みニケーションはいるか/いらないか」を聞いたところ、「必要」との回答は、50代以上が他の世代よりわずかに多い程度で、全年代で3割~4割程度と、年代による大きな差は見られなかった。これを踏まえて同社は、「若者は飲み会を倦厭しがちと言われることもあるが、年代ごとの意見に大きな違いはないようだ」との見解を示している。
“飲みニケーションは必要”の理由1位~4位を「職場の人との親睦が深まるから」が占める
続いて同社は、「飲みニケーションは必要」と答えた295名に「なぜ必要だと思うのか」を尋ねた。すると、1位は「チーム・部署の親睦が深まる」(60.3%)で、2位~4位もすべて「職場の人(上司・部下・同期)との親睦が深まるから」という理由だった。お酒の席は、職場の人と腹を割って話したり意外な一面を見たりと、互いの距離を縮め親睦を深める機会になっているようだ。
“飲みニケーションは不要”の理由1位は「気を遣う」で6割以上
最後に同社が、「飲みニケーションはいらない」と答えた人に「不要だと思う理由」を質問したところ、「気を遣う」(61.8%)が最も多かった。自由回答には「上司のお酒を気にしながら注文するなど気を遣うので楽しくない」、「年下の社員に気を遣わなければならず、飲んでいる気にならない」といった声が聞かれたという。若手が目上の人に「気を遣う」のはもちろん、上司も部下や若手に対して気を遣っている様子がうかがえる。以下、「業務時間外だから」(47.4%)、「お金がかかるから」(40.7%)と続いた。この結果から同社は、「お酒を飲まない人にとってワリカンは損した気持ちになるし、年齢や立場が上がると多めに支払う慣習がある職場もある。仕事上の飲み会で、誰もが納得する費用分担をするのは難しいだろう」とコメントしている。