就職活動の際に最も活用されているのは「就職情報サイト」
各企業で人員不足が課題にあがる中、採用活動に注力するべく自社採用サイトの運営に注力している企業も多いだろう。実際に求職者は就職活動に際し、企業の採用サイトをどの程度利用しているのだろうか。ニュートラルワークスはまず、「就職活動中に利用したサイトやメディアは何か」を複数回答で尋ねた。すると、「就職情報サイト(リクナビやマイナビなど)」が84.8%で最多だった。以下、「企業のホームページ(採用サイトなど)」が70.4%、「会社の口コミサイト」が39.5%で続いた。企業の採用サイトを利用した人は7割と、多くの人が就職活動で企業の採用サイトを利用していることがわかった。
企業の採用サイトで知りたいことは「仕事内容」がトップに
次に同社は、複数回答で「応募検討時に企業の採用サイトで知りたい情報」を尋ねた。すると、「仕事内容」が85.7%で最多だった。以下、「福利厚生制度」が70%、「昇給や給与などの待遇」が69.1%、「労働環境(休暇や残業の実態)」が54.7%で続いた。採用サイトを残念に感じるポイントは「具体的な仕事内容が分からない」が最多
一方で「企業の採用サイトで残念に感じるポイント」について尋ねると、「具体的な仕事内容が分からない」(55.2%)が最も多かった。以下、「給与や福利厚生が不透明」(52.9%)、「社内や社員の雰囲気がわかりづらい」(48.4%)と続いた。同社によると、「企業の採用サイトの質によって志望度が下がった経験がある」とした人は2割近くであったという。また、志望度が下がった理由については、「抽象的な内容が多く、具体的な仕事内容がよくわからなかった」や、「職場環境の写真がなく、働くイメージが湧かなかった」といった声が寄せられたとのことだ。
入社後に感じたギャップの内容は「仕事内容・仕事量」が最多に
次に同社が、「入社前と入社後のギャップの有無」を尋ねると、半数近くが「ギャップがある」と回答したという。これを受け同社は、「どのようなギャップがあったか」を尋ねた。すると、「仕事内容や仕事量」が69.1%で最も多かった。以下、「社風や社内の雰囲気」(38.3%)、「給与や待遇」(29.8%)と続いた。この結果から同社は、「採用サイトの中で『働くイメージ』を具体化してもらうためのコンテンツを充実させることが、就職後のギャップを軽減するためにも必要ではないか」との見解を示している。