副業者の半数以上が「リスキリング」を実施。副業年収が多いほど、取り組む割合も増加か
近年、DX推進の流れを受け、仕事の進め方などに大きな変化が起きている。そうした中、変化に適応するべく新たなスキルを獲得する「リスキリング」に関心が高まっているが、副業人材とリスキリングの関わりはどうなのだろうか。パーソルキャリアはまず、「リスキリングに取り組んでいるか」を尋ねた。すると、「取り組んでいる」が56%、「取り組んでいない」が44%という結果となった。また、同社が「副業年収別でのリスキリング実施割合」を分析すると、「副業年収300万円未満」の人のリスキリング実施割合は28%だった。対して、「副業年収300万円以上」の人のリスキリング実施割合は58.7%で、「300万円未満」の人に比べ10.7ポイント高くなった。
副業年収ごとに取り組む「リスキリング領域」が異なる傾向が明らかに
次に同社は、「リスキリングしている領域」を尋ねた。回答を副業年収別の属性で分析すると、以下の通り属性別に取り組む領域に差があることが明らかとなった。●300万円未満
1位:マーケティング/PR(25%)
2位:営業企画(22.9%)
3位:商品/サービス(20.8%)
●300万円~500万円未満
1位:商品/サービス企画(36.5%)
2位:マーケティング/PR(31.7%)
3位:経営企画、新規事業開発/事業企画(25.4%)
●500万円~800万円未満
1位:新規事業開発/事業企画、商品/サービス企画(23.7%)
2位:経営企画、マーケティング/PR(20.3%)
3位:営業/販路拡大、採用/人材開発(11.9%)
●800万円以上
1位:経営企画(33.3%)
2位:商品/サービス企画、営業/販路拡大(24.1%)
3位:新規事業開発/事業企画(22.2%)