「1年前よりDXが進んでいる」との回答は4割に届かず
企業のDX推進が加速している近年、中小企業におけるDXは、どのような現状なのだろうか。ビズヒントはまず、「1年前と比べて自社のDXは進んでいるか」を尋ねた。すると、「とても進んでいる」が2.2%、「ある程度進んでいる」が36.6%となり、「進んでいる」との回答の合計は38.8%にとどまった。また、「あまり進んでいない」は38.2%、「全く進んでいない」は23%で、「進んでいない」の合計は61.2%となった。「チャット・オンライン会議」の導入ハードルが低い傾向か
また同社は、DXが「進んでいる」と回答した人と、「進んでいない」とした人の2グループに分け、それぞれに対して「DXが進んでいる/進んでいない分野」を尋ねた。その結果、“進んでいるグループ”で最も多くなったのは「チャット・オンライン会議」の73.2%だった。以下、「タスク・ファイル管理」が35.2%、「財務・経理」が32.4%、「人事・労務」が28.2%、「営業・マーケティング」が26.8%、「法務・契約」が7%と続いた。一方、“進んでいないグループ”では、「営業・マーケティング」が65.2%で最多だった。以下、「人事・労務」が51.8%、「財務・経理」が42%、「タスク・ファイル管理」が41.1%、「法務・契約」が34.8%、「チャット・オンライン会議」が27.7%と続いた。