創業以降の段階別にファイナンスの全体像を示し、スタートアップの成長を促進
経産省は、新規産業の創出、ベンチャーの創業成長促進を目指し、かねてより支援人材ネットワーク構築などのさまざまな取り組みを実施してきた。同省は、「国内における経済成長には、スタートアップ企業によるイノベーション創出が欠かせない」と考えているとのことだ。しかし、スタートアップ企業が成長を遂げるのに欠かせない“ファイナンス戦略”は、「仕組みが複雑かつ、一度進めると後戻りができない」というケースも多いことが課題となっているという。そこで同省は、スタートアップ企業の経営者やCFOが、ファイナンスの全体像やポイントをあらかじめ把握できるよう、「スタートアップの成長に向けたファイナンスに関するガイダンス」を取りまとめた。
同資料は、ファイナンスの全体像を示し、スタートアップ企業の創業から、時期ごとに想定される、さまざまな課題に対して検討すべきポイントを、有識者の意見を取り入れながら解説する内容となっている。これにより、スタートアップ企業のさらなる成長を促進したい考えだ。
スタートアップ企業の経営者は、自社のさらなる成長促進と企業価値向上を目指すべく、公開されたガイダンスを一読してみてはいかがだろうか。