大阪府は2021年4月16日、中小企業のDX推進を支援すべく、総合人材サービスを展開するヒューマンリソシア株式会社と事業連携協定を締結した。ヒューマンリソシアは、大阪府が立ち上げたプラットフォーム「大阪府DX推進パートナーズ」に参画し、協働で「データやデジタル技術に関して課題をもつ中小企業」に対し、課題解決に向けたソリューションを提案していくという。
中小企業のDX推進を支援する「大阪府DX推進パートナーズ」に、ヒューマンリソシアが参画

府内企業のDX推進を促すため、企業のデジタル・IT分野の知見を活かす

新型コロナウイルス感染症拡大により、テレワークが急速に普及するなど「働き方」が大きく変化した。このような「出社を伴わない働き方」は、企業における業務プロセスの見直しやデジタル化を促進させており、まだ本格的に導入できていない企業にとっても、これらへの対応が急務になったといえるだろう。

しかし、大企業に比べると、中小企業の多くがデジタル化やDXへの取り組みに課題を抱えているのが現状だ。このような中、大阪府ではDX化などに課題を持つ府内の中小企業と、データやデジタルを活用したソリューションを提案する企業とをつなぐプラットフォーム、「大阪府DX推進パートナーズ」を発足した。同プラットフォームを活用し、「大阪府DX推進事業」を実施している。

今回、新たにヒューマンリソシアが同プラットフォームへ参画することを大阪府が決定。同社では、RPA(Robotic Process Automation)などIT活用による業務自動化支援サービスの提供にも注力し、自動化に向けた担当者の教育や、ITソリューション活用の包括的なサポートも行っている。「大阪府DX推進パートナーズ」への参画により、同社がもつ経験やノウハウを活かしたサービスの提供を行い、府内の中小企業が抱えるデジタル化やDXへの課題解消に貢献していくという。
中小企業のDX推進を支援する「大阪府DX推進パートナーズ」に、ヒューマンリソシアが参画
企業が培ってきた専門分野における知見やノウハウを提供することにより、地元の他企業や地域社会に貢献できれば、双方の事業拡大や地域のさらなる活性化につながるだろう。企業と地域が手を取り合って進めるよう、このようなプラットフォームへの参画等も検討してみてはいかがだろうか。



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