約半数の経営者が「ワーケーション」の実践経験あり
観光地やリゾート地での休暇中、旅行中に、リモートワークで仕事や会議を行う「ワーケーション」について、経営者たちはどのような考えを抱いているのだろうか。はじめに、「ワーケーションの実践の有無」を尋ねた。「頻繁にある」との回答が17.6%、「何度かある」との回答が30%と、半数近くの経営者は「ワーケーション」を経験していることがわかった。約半数の経営者が自社での「ワーケーション」導入に興味あり
次に、「ワーケーション制度の導入」について尋ねた。その結果、「非常に興味がある」との回答は20.4%、「少し興味がある」が30%と、あわせて50.4%がワーケーションの導入に興味を示していることが明らかとなった。なお、「既に自社で導入している」の回答は2%であった。「ワーケーション」導入における課題は「評価制度」や「勤怠管理」
「ワーケーション」の導入に対して「非常に興味がある」、「少し興味がある」と回答した経営者に、「実際に自社で導入する場合は、どのような課題があるか」を尋ねた。すると、「休暇中の仕事の適切な評価が難しい」との回答が71.4%と最多に。続いて「休暇中の業務の勤怠管理が難しい」と「仕事環境の整備が難しい」との回答が同率で70.5%におよぶ結果だった。経営者は、ワーケーションでの適切な評価や環境整備を難しく感じていることがうかがえる。ワーケーション導入に対する課題について、フリーコメントでも、「評価が一致するか」や「従業員への負担とそれに対する対価評価」など、従業員の評価制度を懸念する声が聞かれた。