今年度は実証実験をベースとしたプログラムに
凸版印刷は、2017年度より実施してきた「co-nect」を、2020年度は「Open Innovation PoC Lab.」と題し、実証実験をベースとしたプログラムに変更した。これまで、自社の経営資源によりスタートアップ企業との新事業共創に取り組んできたが、さらにパートナー企業が参画、3者の連携による実証実験を通して、新事業共創にアプローチしていく。これにより、市場課題やニーズを踏まえ、迅速かつ的確なテストマーケティングとプロダクトのマーケットフィットを実現させるという。募集テーマは7つの領域に区分され、「コミュニケーション」、「オートメーション化」、「健康ライフサイエンス」、「DX・データドリブン」、「スマートシティ」、「SDGs」、「新しい生活様式」となっている。また、選考基準は「競争優位性・革新性」、「社会課題解決に対する貢献度」、「事業及びマーケットの成長性」、「パートナー企業・凸版との協業実現性」となる。
募集スケジュールは以下の通りだ。
・2020年7月1日:募集開始
・2020年8月16日:募集締め切り
・2020年8月下旬:1次選考実施(書類審査)
・2020年9月上旬:1次選考結果通知
・2020年9月下旬:2次選考実施(ピッチ形式)
・2020年9月中:2次選考結果通知
なお、2次選考結果通知後の10月より、PoC準備を実施していく。
さまざまな分野で革新的なアイデアを持ちながら、リソース不足によりサービスや製品としての形にならず、試行錯誤している企業もあるだろう。豊富な経営資源と経験を有する企業との協業は、社会に新たな価値を生み出すきっかけになるのではないだろうか。