情報収集チャネルは多様化。「オンライン」と「学生間での情報交換」を併用か
本選考や早期選考に有利に働くこともあり、多くの就活生がインターンシップに参加している。夏季インターンシップを終え就活がより本格化する現在、25卒生は秋以降のインターンシップへの参加意向を持つのだろうか。はじめにワンキャリアは、「企業のインターンシップ情報をどこから収集しているか」を尋ねた。すると、「就活ナビサイト」が74%で最も多く、以下、「合同説明会(オンライン)」が42%、「企業の採用HP」が39%と続いた。
また、「友達の話」(16%)、「先輩の話」(12%)と回答した学生もいることから、オンラインの情報をうまく活用すると同時に、学生間での情報交換も活発に行われていると推測できる。
約半数の学生が「完全対面」でのインターンシップを希望
続いて同社が「どのような形式のインターンシップに参加したいか」を聞いたところ、「完全対面」が48%と過半数に迫り、以下は、「オンラインと対面のハイブリッド」(44%)、「完全オンライン」(8%)となった。「対面を希望する理由」の自由回答には、「社風を肌で感じられるから」や「実際の職場を見学したいから」などの声が聞かれ、職場の“リアル”を知りたいと感じる学生が多いことがわかったという。
秋・冬インターンシップへの参加意向は「非常に参加したい」が7割以上
続いて同社は、「秋や冬のインターンシップに参加したいか」を質問した。すると、全体の97%が「参加したい」(非常に参加したい:72%、まあまあ参加したい:25%の計)と答えた。一方で、「あまり参加したくない」と「参加したくない」の合計は3%にとどまった。秋以降の参加は「応募企業の本選考の優遇獲得」を期待か
さらに同社は、「秋・冬インターンシップに期待すること」を聞いた。その結果、「応募企業の本選考の優遇を獲得する」(65%)が最多となり、以下、「選考先行練習」(42%)、「仕事内容が自分に向いているか知る」(30%)と続いた。本選考へのメリットを見越して、秋・冬インターンシップへの参加を考える学生が多いと見て取れる。就活生の6割以上が「ChatGPT」活用の意向
最後に同社は、「就職活動においてChatGPTを活用したことがあるか」を尋ねた。すると、「すでに活用している」(28%)、「活用していないがこれから活用したい」(38%)との回答の合計は、全体の66%におよんだ。あわせて、「ChatGPTをすでに活用している」と回答した学生に「活用方法」を尋ねると、「ES作成」が9割超と、最も多かったという。また、「ES作成においての具体的な活用方法」の質問では、「添削校正のために使用した」が半数を超えたとのことだ。