全体の約7割が天気痛の自覚あり。女性の天気痛持ちは半数を超える
気象の変化によって症状などが悪化する病気を「気象病」と呼ぶ。気象病の一種に含まれる「天気痛」とは、普段から痛みの原因を持っている人が、天気の変化により頭痛・首や肩の痛み・関節痛・過去の怪我や手術による傷あとの痛みなどを発症することを指す。では、実際に天気痛を持つ人や、天気痛により日常生活に影響がある人はどの程度いるのだろうか。はじめにウェザーニューズは、「自身は天気痛を持っているか」を尋ねた。すると、「持っている」もしくは「持っている気がする」とした回答者は、全体の約7割を占めたという。
「天気痛を持っている割合」を男女別にみると、女性は85.5%と、8割を超えた。一方、男性は53.5%と、半数程度だった。
約3割が「週に2~3日以上」天気痛があると回答
次に同社は、「天気痛がある」もしくは「持っている気がする」とした回答者に、「天気痛の症状がある頻度」を尋ねた。その結果、「月に数回」(66.9%)が最も多く、以下、「週に2~3回」(26.1%)、「ほぼ毎日」(7%)だった。3人に1人が週に2~3回以上、天気痛の症状に悩まされていることが明らかとなった。仕事・学校を「短時間でも休む必要がある」とした人は6割を超える
続いて、同社は「天気痛の痛みが一番ひどい時はどのくらいか」を尋ねた。すると、「仕事・学校を1日休む程度」(16.2%)と「仕事・学校を半日ほど休む程度」(10.4%)の合計が26.6%と、おおよそ4人に1人が生活に支障をきたしていることがわかった。さらに、「少し休む程度」(34%)を合わせると、6割にのぼる人が天気痛によって数時間から1日程度の休みを必要とすることが判明した。この結果を男女別にみると、女性の3人に1人は「仕事・学校を休む」など天気痛の症状によって生活に支障が出ていることがわかった。また、症状が最も顕著なのは、30代女性だったという。