制度導入により、「業務の属人化脱却」や「部門間の連携強化」も目指す
ニーズウェルでは、「生産性向上による高収益化、そして残業低減、高給与、高賞与及びワークライフバランスの実現」を経営方針とし、優秀な人材の確保と教育に注力しているという。そうした中で今回、同社は管理部門を対象に、自部門以外での業務を経験できる「ダブルジョブ制度」を導入した。本制度では、制度利用希望者が事務局へ申請し、事務局が対象者と受け入れ先部門とのマッチング・対象者所属部門との調整を行う。調整の結果、受け入れが可能な場合には、ダブルジョブが開始されるというフローだ。なお、他部門での業務割合は月実働時間の30%を上限としている。本制度のような事例では、従業員が他部門の業務を経験することでさまざまな価値観に触れることができ、新たなスキルや対応力の取得につながると考えられる。従業員のキャリア開発やモチベーションの向上を目指す企業では、他社の事例も参考にしながら、自社での人事施策について検討してみてはいかがだろうか。