パーソルホールディングス株式会社は2023年1月27日、人的資本経営に関連する人事施策について行った調査の中から、「育成・リスキリング」に関するレポートを発表した。調査期間は2022年9月15日~16日で、勤務先または経営する企業の従業員規模が30名以上の企業において1年以内に人事に携わった経営者・役員および会社員1,000名より回答を得た。調査から、リスキリング・デジタル人材育成の取り組みや課題などが明らかとなった。
本調査から、企業の人材育成では個々の従業員に応じた施策に取り組んでいる一方で、次世代やマネジメント、DX人材といった専門的人材の育成設計が追いついていないことがわかった。また、リスキリングを行う上では、「配置や処遇との連動」や「スキルの獲得」などが課題となっていることもうかがえることから、今後は実施する育成施策によって、従業員がどのようなスキルを習得できるのか、育成後に結びつく対応を含めて明確にしていく必要がありそうだ。