人的資本開示に向けた取り組みを「実施していない」企業は1割未満
金融庁では、「『人的資本開示』を2023年3月から段階的に義務化する」との方針を示しているが、人的資本の情報開示に向け取り組みを実施している上場企業はどの程度あるのだろうか。はじめにMacbee Planetは、「勤務先では、人的資本開示に向けての取り組みを実施しているか」を尋ねた。すると、「実施している」は81.9%、「実施していない」は8.2%となった。具体的な取り組みは「重要な人材課題の特定」が最多
次に、前設問で「人的資本開示の取り組みを実施している」とした回答者に、「実施している取り組み」を尋ねた。その結果、「重要な人材課題の特定」が53.3%と最も多く、次いで「経営戦略と人材の連動」と「目標実現に向けたKPI設定」が同率で46.7%だった。自由回答では、「人事労務方針の情報整理」や「人材養成の過程の開示」、「経歴情報やスキル、成績の見える化」といった声があがったという。