6割以上が「年功序列」に賛同。その理由は「キャリアプランが立てやすくなる」など
大企業を中心に「年功序列」を見直し、若手を管理職などに抜擢する動きが広がっているが、大企業の中間管理職は、年功序列から脱却する“脱・年功”やZ世代のマネジメントに対してどのような意識を持っているのだろうか。はじめにActionCOACH東京セントラルは、「自身の年功序列に対する意見」について尋ねた。すると、「賛成」が24.7%、「どちらかといえば賛成」が35.6%で、合計60.3%となった。大企業の中間管理職の6割が、「年功序列」に対して賛同していることがわかった。
約8割が「Z世代社員のマネジメント」に悩んだ経験あり
次に同社は、Z世代社員のマネジメントに関する意識を探るべく、「Z世代社員のマネジメントに悩んだことはあるか」を質問した。その結果、「かなりある」が31.7%、「ややある」が45.5%で、合計77.2%となった。約8割が、Z世代社員のマネジメントに関して何らかの悩みを抱えていることがわかった。悩みの内容は「働くことに対する意識や価値観が違う」が最多
続いて、同社が「Z世代社員のマネジメントに悩んだことがある」とした回答者に対し、「感じたことのある悩み」について尋ねた。すると、「働くことに対する意識や価値観が違う」が66.7%、「心が折れやすく落ち込みやすい」が56.4%、「ジェネレーションギャップが大きい」が52.6%で、上位となった。8割以上がZ世代社員のマネジメントに関して「意識していることがある」と回答
次に、「Z世代社員のマネジメントに関して、意識していることはあるか」を同社が尋ねた。その結果、「かなりある」が28.6%、「ややある」が53.5%で、合計82.1%が「意識していることがある」と回答した。約7割がZ世代社員に対して「業務についての丁寧な指導」を意識
また、同社が「Z世代社員のマネジメントに関して意識していることがある」と回答した人に、「意識していることの内容」を複数回答で尋ねたところ、「業務について丁寧な指導をしている」が68.7%で最多となった。以下、「プライベートへの価値観を大切にしている」が55.4%、「失敗したり傷ついたりしないようなケアをしている」が50.6%と続いた。自由回答には、「彼らの考え方を理解し、決められた時間内に仕事を済ませられるよう指導している」(53歳)や、「目標を一緒に考えるようにしている。状態・行動目標を具体的にし、一緒に進捗確認をしている」(46歳)、「彼らの多様性の価値観を尊重している」(42歳)といった声が寄せられたという。