22卒と21卒の社員で、感じている「働きがい」に差はあるのか
今年度4月に入社したばかりの22卒社員と、昨年度入社の21卒社員は、「働きがい」について、どのように感じているのだろうか。はじめに同社が、「今の仕事に働きがいを感じているか」を質問すると、22卒社員では「そう思う」が21.2%、「ややそう思う」が33.6%で、合計54.8%だった。一方で、21卒社員では「そう思う」が14.4%、「ややそう思う」が28.8%で、合計43.2%だった。2年目を迎えた先輩社員の結果の方が、11.6ポイント低くなっている。
「今後の勤続意識」については、1年目と2年目で2割弱の差が
続いて、「今の会社でこれから先も長く働きたいと思うか」を聞いたところ、22年卒社員は「そう思う」が28%、「ややそう思う」が30.4%で、合計58.4%となった。一方の21年卒社員は、「そう思う」が12.4%、「ややそう思う」が27.2%で、合わせて39.6%となり、入社2年目の社員の方が18.8ポイント低くなった。8割以上が「リモート多め」の働き方で「長く働きたい」と回答
先述の「勤続意識」に関する全体結果について、同社は「リモート」もしくは「出社」の働き方の頻度別に、クロス集計して比較した。すると、「今の会社で長く働きたい(「そう思う」と「ややそう思う」の合計)」と答えた人が最も多かったのは、「(出社より)リモートの方が多い」働き方の人で、81.8%となった。以下、「リモートと出社が半々」が62.1%、「完全にリモート」が60.7%と続いた。一方で、最も低い結果だったのは「完全に出社している」人で42.1%となり、トップとは2倍近い差があった。
この結果から、フルリモートおよびリモートと出社を組み合わせた“ハイブリッド型”を導入している企業の方が、「長く働きたい」との意識を持つ社員が多いと考えられる。