「仕事で評価されている」と実感できている20代は2割程度
新型コロナウイルス感染症拡大により、テレワークの導入や定着が進む一方で、業務プロセスが見えないことから、仕事への評価が難しいとも考えられる。20代の若手世代は、自身の評価に関してどのように感じているのだろうか。はじめに「仕事で評価されていると実感できているか」を尋ねた。すると、「実感している」が5.9%、「どちらかと言うと実感している」が16.8%となり、「実感している」と答えたのは合わせて22.7%だった。一方で、「実感していない」が23.8%、「どちらかと言うと実感していない」が24.4%となり、合計48.2%に。約半数が「仕事で評価されていると実感していない」ことが判明した。
半数以上が「上司から褒められたとき」に「評価されている」と実感
続いて、「仕事で評価されていると感じるとき」について尋ねた。すると、「上司から褒められたとき」が53.1%で最多に。次いで、「昇給したとき」が31%、「責任ある仕事を任されたとき」が28.1%、「仕事のフィードバックを受けたとき」が25.1%と続いた。上司とコミュニケーションをとった際や、評価が給与や業務内容に反映された際に、「評価されている」と感じるケースが多いようだ。約4割がテレワークでの評価に課題を感じている
次に、「テレワークにおいて『どう評価されているかわからない』など、評価に関して課題を感じているか」を尋ねた。すると、「感じていない」が59.1%、「感じている」が40.9%となった。「課題を感じていない」という人の自由回答からは、「電話やチャットでコミュニケーションが取れている」、「業務内容が明確なので、進捗や達成度に応じて明確に評価されている」といった声があがった。一方、「課題を感じている」と回答した人からは、「テレワークでは明確な評価制度が必要だと思う」、「業務の指示を受ける場面は多いものの、フィードバックを受ける機会が少ない」といった声があがった。テレワークでの評価においては、上司と部下との積極的なコミュニケーションや、明確な評価基準の設定が必要であるといえそうだ。