研究開発人材の新規採用により、各種事業の体制構築へ
アイリスオーヤマは2018年11月に、東京におけるR&D(研究開発)拠点として「アイリスグループ東京アンテナオフィス」を開設し、総合的なソリューションの提案を進めてきた。2020年以降は、新型コロナウイルス感染症拡大への対応として、「AI除菌清掃ロボット」や非接触で検温する「AIサーマルカメラ」といった、IoT製品を相次いで開発・発表し、社内事業の変革を行っている。また、「製品の品質管理」、「各種設計」、「デザイン業務」などを行う「アイリスオーヤマ東京R&Dセンター」を2021年8月2日に新設し、組織間連携を強めている。今回、これらの事業同士の相乗効果をさらに高めることを目的に、「アイリスオーヤマ東京R&Dセンター」での研究開発人材の増員を決定した。2024年7月までに、「理系大卒社員」と「高専卒社員」各30名および「中途社員」60名の合計120名を新たに採用予定としている。これにより、家電事業を中心として、法人向けロボットの機構構築や、製品の駆動・制御など、各種設計業務の強化を図るという。さらに、多角化する事業の研究開発体制を構築し、一層の強化することも目指したい考えだ。
コロナ禍の影響により、全国的に採用枠を縮小する企業が増えるなか、アイリスオーヤマは今回の増員を決定した。社会状況の変化に対応した事業を展開し、それに伴う人材採用を行うことで、社会課題の解決に貢献していくとのことだ。