6割以上が「会社への電話を不要と感じることがある」と回答
「会社宛ての電話は新人が取るべき」という慣習や、「総務部門社員が電話に出るのは当たり前」という意識は、現代の企業においてどの程度残っているのだろうか。はじめに、「会社への電話を受けた際に、不必要な電話だと感じることはあるか」と尋ねた。すると、全体の62.8%(新入社員の64%)が、「とても感じる」または「まぁまぁ感じる」と回答した。
その理由を尋ねると、「取り次ぎがムダと感じる」、「部長と電話が共通だったが、管理職は携帯持ちなので直接携帯にかけて欲しい」、「マニュアルの確認やメールでのやり取りで足りるような電話や、簡単な確認や質問事項などが多い」などの声が寄せられた。
「昔と比べて電話の必要性を感じていない」も6割以上に。総務部門社員に限ると7割超
続いて、「10年前と比べ、仕事を進める上で“電話でやりとりすること”の必要性は高まっているか」を尋ねると、全体の63%(総務部門社員の72.2%)が「あまり感じていない」または「まったく感じていない」と回答した。その理由を自由回答で尋ねると、「他の人が受けても問題が無いため」、「メール、問い合わせメール、チャット、Zoom等などほかの連絡手段があるため」などの声があがった。オンラインでのコミュニケーションツールやチャットツールが普及したことも、電話自体の重要性が薄まっている要因のひとつと推測される。