「人材採用」と「経営課題解決」の垣根をなくした新サービスを提供、JAC

経営や人材領域の課題解決に向け、2つのサービスを展開

企業のグローバル化やDX（デジタルトランスフォーメーション）の促進、経営の多角化など、企業課題が複雑化し難易度が高まるなか、優秀な人材を定着させるために、副業を容認する企業が増加傾向にある。さらに、政府が提唱する「人生100年時代」では、今後は正社員以外の雇用形態で就業を継続する機会を望む人も増加すると予想されている。また、人材採用手法の多様化・複雑化により、人材採用における難易度も増し、事業戦略に沿った採用計画の実現に向けて専門的な知識と経験が必要となる。

そこでJACは、同社サービスに登録する高いスキルと豊富なビジネス経験を有する人材に対して、雇用形態によらず多様な就業機会を創出することを目的に、今回のサービス提供に至った。さらに、コロナ禍で安定した雇用を継続することが不透明な状況のなか、同サービスを通じて柔軟な就業機会を提供し、雇用を促進するとともに、顧客企業の成長促進に貢献していくという。

今回、同社が新たに展開する2つの新サービスは以下の通りだ。

（1）経営課題解決アウトソーシングサービス：Interim Management Solutions（以下、IMS）

IMSは、主にJACの登録者またはフリーランスで働く人の特定分野の専門知識や経験を生かし、企業が抱える経営課題解決を支援するアウトソーシングサービスだ。ハイスキル人材が、期間限定またはプロジェクト型の働き方で、企業の課題解決を支援するという。同サービスで支援可能な案件は、「経営」、「人事・組織」、「IT・DX」、「営業」など多岐にわたる。

（2）採用代行サービス：Recruitment Process Optimisation（以下、RPO）

同社が展開する採用代行サービスは、一般的にRPO（Recruitment Process Outsourcing）と称される「企業の採用担当者に代わって採用業務を代行するアウトソーシングサービス」とは異なり、「Recruitment Process Optimisation （採用プロセスの最適化）」という位置づけだ。採用活動の最適化を図りながら、運営の代行業務をセットで提供するという。

2つのサービスは、部門間で連携を図りながら複合的に展開し、顧客の課題解決に向けた支援を行っていくという。

経営課題と企業における人材の課題は切り離せない部分もあるため、多角的な視点でのサポートが必要になることもあるだろう。今後も、複雑化する社会や働き方、経営課題の解決に向け、各社がさまざまなサービスを展開することになりそうだ。