両年度卒の学生、合わせて50名を新卒採用予定
新型コロナウイルス感染症拡大は、日本経済にも大きな影響を及ぼしている。企業の経済活動自粛による先行き不透明な状況が続くなか、敢え無く学生たちへの内定取消しや待遇変更を判断する企業も多い。また、経済活動に与える影響はいまだ収束の気配がなく、2021年卒業予定の学生たちにおける就職活動も困難を極めると予想される。そのため、新日本住建は就職活動自粛や内定取り消しなど、影響を受けた2020年卒の再就職希望者と21年卒業予定の学生を対象に「2020・21年度合同チャレンジ新卒採用(チャレンジ新卒)」の実施を決定した。合わせて50名の採用を予定しており、20・21年卒どちらの学生も「新卒」扱いとなる。
早期就職希望者のために「2020年夏入社」にも対応
21年卒業予定の学生はこれまで通り2021年春季入社を予定。20年卒の学生に対しては2021年春のほかに、早期就職希望者には2020年夏季入社にも対応できるよう選考を進める方針だ。新日本住建では今回の採用活動実施にあたり、従来の新卒採用スケジュールを大幅に変更。2020年4月~2021年3月上旬の「通年採用」として実施するとしている。新型コロナウイルス感染症による緊急事態が続くなか、就職を控えた学生たちが抱える不安は大きい。就職への意欲を失うことなく就職活動がおこなえるよう、企業側にもサポートや配慮が求められそうだ。