「地域と住民の幸せの最大化」を目指し、持続的・自律的なまちの共創へ
NTTグループ各社は、少子高齢化という日本が直面している課題に対応するため、地域社会と経済活性化など地域に根差したさまざまな取り組みをおこなってきた。また、「Society5.0」の実現を目指し、スマートシティ官民連携プラットフォームといった活動を府省庁と連携して進めている。このような中、今回NTTでは、生活者や自治体、企業やNPO、教育機関など、地域や住民によって運営されるまちづくりを目標とした「サステナブルシティ・パートナー・プログラム(仮称)」の開始を決定した。同社では、「サステナブルシティ」の概念を、ICT活用を通じて資源の最適配分を可能とする「スマートシティ」としている。地域のサステナビリティをスマート化することで、後押しする活動もこれに含まれるという。
今後は、地域から募集した産官学メンバーとともに実事例を創出。周辺地域と連携・展開をはかり、「地域・住民の幸せ(Well‐Being)の最大化」につながる自律的かつ持続的な仕組みの共創環境を構築する。
「サステナブルシティ・パートナー・プログラム」の内容として発表された3つは以下の通り。
(1)知の紡ぎあい
先進事例やノウハウの共有、出会いのダイナミズムによる知の探究および体感
(2)持続的なビジネス共創
ワークショップを活用したメンバー同士のマッチング、NTTグループのアセット活用を通じたイノベーション支援
(3)プレゼンス向上支援
まちの豊かさや地域力の可視化、ISOなどの国際規格認証取得サポート
地域の特色にもとづいた多様なソリューションやノウハウを活用した今回のプログラム。地域が目指す本来の「まちづくり」が実現することを期待したい。