「オンラインセミナー(ウェビナー)」ってどういうもの?
「オンラインセミナー」とは、Web上でセミナーを視聴者に配信するセミナー形式を意味する。「ウェビナー」や「Webセミナー」とも呼ばれ、自宅やオフィスから参加できるため、3密を防ぐセミナー手法として、導入する企業が増えている。オンラインセミナーの配信方式は、大きく「リアルタイム配信型(生放送配信)」と「録画配信型」の2つ。リアルタイムの場合は、視聴者のレスポンスを確認しながら進められ、録画の場合は、自分の好きなタイミングでセミナーを視聴することができる。
メリットは「集客のしやすさ」や「コストカット」
オンラインセミナーには、リアルの場で開催されているセミナーにはない特徴があり、主催者側、参加者側でそれぞれいくつかメリットがある。●主催者側のメリット
・オンラインのため集客しやすい
・オフラインでのセミナー開催よりコストを削減できる
・双方向に情報をやりとりできて信頼関係を築ける
主催者側は、場所や交通費の制約がなくなる分、幅広いターゲットに対してアプローチすることができる。オンラインのため、会場費、準備などのコストがかからず、費用も抑えられる。また、投票やチャット機能を活用することで、参加者とコミュニケーションを取る機会が増え、信頼関係も築きやすい。
●参加者側のメリット
・参加する時間と場所にとらわれない(録画配信型の場合)
・気軽に参加でき、移動の制約を受けない(リアルタイム配信型の場合)
・双方向性が高く、講師に直接質問できる
参加者側は、会議室やイベント会場に足を運ぶ必要がないため、インターネット環境さえ整っていれば、場所や時間に関係なくセミナーを視聴することができる。交通費や移動時間の負担もなく、忙しいビジネスパーソンでも利用しやすい。また、リアルの場にありがちな質問しづらい雰囲気はなく、チャット機能を使うことで気軽に質問でき、内容の理解が深まるメリットもある。
「配信環境や設備の不具合」、「リアクション機会の減少」には要注意
オンラインセミナーには、デメリットもいくつか存在する。参加者と主催者の双方に言えることだが、利用するうえで、「配信環境や設備による不具合」、「リアクション機会の減少」には気をつけないといけない。配信環境や設備に不具合が生じることで、参加者に不信感を与える恐れがある。また、オンラインセミナーの形式によっては、リアルタイムでのリアクションが取れないこともあり、参加者の満足度を下げることがある。オンラインセミナーは正しく運用することで、リアルの場にはないメリットを生み出すことができる。しかし、オンラインセミナーの仕組みを理解していなかったり、運営の準備が不十分だったりした場合、期待している効果を得ることはできない。そうならないためにも、オンラインセミナーを開催するうえでのポイントを押さえておく必要があるだろう。
【関連リンク】
・テレワーク時のコミュニケーションをスムーズにする5つのポイント
- 1