最終的に内定先企業を決めた理由
「社風」「事業内容」「仕事内容」に次いで、「成長性」「経営理念」が高くなっている。
「企業規模」「業界内ポジション」は企業規模による差が明らかであり、「待遇/福利厚生」もややその傾向がある。
自分がアピールできる能力
「チームで働く力」「目標達成指向」「適応力」「コミュニケーション能力」「前に踏み出す力」をアピールできると考える内定者が多い。「コミュニケーション能力」「適応力」は大手企業の内定者ほど自信があるようだ。
ジェネラリスト志向・スペシャリスト志向
全体ではジェネラリスト志向が強いが、中小企業の内定者はスペシャリスト志向が強いという結果となった。
年功序列型・個人成果主義型
給与・昇進について望むのは年功序列型(年齢・経験重視)か、個人成果主義型(個人の能力・業績重視)かを問うたところ、「年功序列型」よりも「個人成果主義型」が多いものの、「どちらかというと」という消極派が大半を占めた。企業規模による傾向は見られなかった。
チームプレー型・個人プレー型
希望する仕事のスタイルは、チームプレー型(複数のメンバーと協同で仕事を進め、成果を分かち合う仕事)か、それとも個人プレー型(自分個人の努力・行動が直接成果に結びつく仕事)かを問うたところ、圧倒的に「チームプレー型」を希望する声が多い。特に企業規模が大きいほど、「チームプレー型」を好む傾向がある。
やりたい仕事のタイプ
仕事のタイプとして望ましいものを問うたところ、「自分で考えて進めていく必要のある仕事」を挙げる声が4分の3以上となったが、企業によっては逆転しているケースもあった。
昇進意欲
女性で「役員」以上を選択する割合は14%しかいない。男性では、大手企業で「社長」を選択した割合は3割を超えているのに対して、中小企業では「社長」を選択した割合は1割もない。オーナー経営者、あるいは創業社長が多いことを反映しているのかもしれない。
海外勤務志向
一般的には「内向き志向が強くなっている」と言われているが、今回の結果を見る限り「海外で働きたいとは思わない」とする割合は4分の1程度に過ぎず、若者の「内向き志向」はそれほどでもないと思われる。
働く目的
全体では「社会に貢献するため」が最も多く、「社会的に自立するため」「自分の能力を高めるため」が続く。ただし、企業規模別/男女別にみた場合、中堅企業の女性内定者では「社会的に自立するため」が5割を超え、「自分の能力を高めるため」が1割程度しかないなど、かなりバラつきはある。
【調査概要】
調査期間:2011年10月3日(月)~10月21日(金)
調査方法:株式会社アクティブ アンドカンパニーの「アビリティマネジメントシステム」(r)を利用してのWEBアンケート
調査内容: (1)就業型インターンシップ経験の有無(択一)/(2)最終的に内定先企業を決めた理由(複数選択)/(3)海外留学経験の有無(択一)/
(4)アピールできる能力(複数選択)/(5)ジェネラリスト志向・スペシャリスト志向(択一) /(6)年功序列型・個人成果主義型(択一) /
(7)チームプレー型・/個人プレー型(択一) /(8)やりたい仕事のタイプ(択一) /(9)出世意欲(択一) /(10)起業願望(択一)/
(11)海外勤務志向(択一) /(12)ワークライフバランス(択一) /(13)働く目的(択一)
協力企業数:21社
回答者数:477名
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