■『HRTech を知っていますか?』
「よく知らない」と「まったく知らない」を合わせると85.8%となり、人事担当者の8割以上が HRテクノロジーについて詳しく知らないことが分かった。■『HRTechを導入してみたいと思いますか?』
また、HRTechについて、HR(Human Resorce)とTechnologyを組み合わせたソリューションを指す造語であると説明した上で、「HRTechの導入意向」と尋ねると、導入済も含め、6割以上(64.4%)が、導入に対して前向きであることが分かった。■『どのような業務でHRTechが活用できると効果的と思いますか?』(上位3位まで記載)
HRテクノロジーをどのような業務で活用できると思うか聞いており、「採用」との回答が最多となった。次点に「人材配置/異動」、3番目に「人材育成」が続いた。また、すでにHRテクノロジーを導入している人事担当者に「HRTechを導入している業務領域」を質問しており、こちらも「採用」との回答が最も多い結果となった(37社のうち13社)。
■『採用におけるどのような業務で HRTech が活用できると効果的ですか?』(※複数回答)
上位に挙がった項目を見ると、HRテクノロジーは、大量なデータの処理や、大勢の求職者に対して一斉にアクションする必要がある業務において、特に効果的だと考える人事担当者が多いことが分かった。■『HRTech でどのような最新のITを活用することが効果的と思いますか?』(※複数回答)
HRTechで活用すると効果的だと思う最新ツールとしては、「人事/給与システム」が最多。人事の基幹的な業務でのIT活用について根強いニーズがあることが分かった。なお、単一回答で回答を求めると、「AI」が最多となり、次いで、「RPA」、「タレントマネジメントシステム」の順となる。
■『HRTechで今後利用してみたいサービス』(※複数回答)
今後登場が考えられるHRTechサービスを複数提示し、利用してみたいサービスを尋ねている。なお、こちらも単一回答で回答を求めると順位に若干の変動が見られ、2位には「スマホ等を活用した録画面接と応募者の反応(表情・声)から、AIを活用し適性を分析するシステム」が入ってくる。
これにより、企業の評価と採用における標準化および公平化に関し、今後AIが果たす役割が大きな注目と期待を集めていることがうかがえる結果となった。