ヤマト運輸株式会社は、2018年9月16日より、社員のライフステージに応じて柔軟に勤務形態を選択できる「労働日数・時間選択制度」を開始した。
ヤマト運輸、労働日数・時間選択制度を導入 従来からの短時間勤務に加え、労働日数も選択可能に

本制度の概要は、次の通り。

【対象者】
育児や家族などの介護、あるいは年齢(50歳以上)など、一定の条件に該当する在籍1年以上のフルタイマー社員。

【選択できる勤務体系】
(1)1日あたりの労働時間に「7時間」を新設。
(2)週あたりの労働日数は「週4日」、「週3日」を選択可能とする。

従来、1日あたりの労働時間は、4、5、6、8時間のいずれかであり、かつ労働日数(年間労働時間)は、通常勤務(248日)のみであった。

しかし、本制度導入後は、1日あたりの労働時間は、4、5、6、7、8時間のいずれかから選べるようになり、労働日数も、通常勤務(248日)、週4日(208日)、週3日(156日)のいずれかから選べるようになった。

同社は、働き方改革を経営の中心に据え、労働人口の減少などによる物流業界全体での人手不足に対応し、社員にとってより働きやすい労働環境の整備や、採用競争力の強化に向けて取り組んでいる。

これまでも人事制度において、セールスドライバーの正社員採用や、無期労働契約への転換制度など、社員が安心して働ける制度の導入を進め、また、育児や介護、加齢による体力の低下など、社員のライフステージが変化するときには1日あたりの労働時間を柔軟に選択できるよう、短時間勤務制度を運用してきた。

今般、勤務形態の選択肢を増やし、さらに勤務日数も選択できるようにすることで、より安心して働き続けられる環境の構築を目指すのだという。

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