
若年層の約8割が「仕事とプライベートの両立」を意識
本調査ではまず、「新卒で入社をする会社を選ぶ際に、将来の仕事(キャリア)とプライベートの両立を意識しているか」と質問している。すると、77.9%が「両立を意識している」と答えた(「意識している」と「やや意識している」の合計)。この値を男女別に比べると、男性は76.8%、女性は79.1%となり、女性の方が「仕事とプライベートを両立できる働き方をしたい」と考えていることがわかった。
“働きがいを感じる”働き方は?「仕事や育児に対して熱心に取り組む」と考える人は87%に
次に、「社会に出た後の働き方」として、4項目について「働きがいを感じるか」を尋ねている。その結果、「働きがいを感じる」との回答が最も多かったのは「仕事もプライベートも両立する」で、91.2%となった。次に「定時であがる/休みは取得するけれどもその時間内は密度濃く仕事をする」が87.2%と続き、Z世代の学生は“仕事もプライベートも両方大事にしたい”と考えていることがうかがえた。
87%が「仕事や育児に対して熱心に取り組む」との考え
さらに、「将来の育児に関する想い」についても尋ねると、「仕事も育児も熱心に取り組む」との意向を示したのは全体の87%だった。なお、男女別では、男性が87.9%、女性が85.9%と、「仕事も育児も熱心に取り組む」意向に男女差は見られない結果となった。
3人に2人は「育児休業制度」の内容を知っていると回答
続いて、労働者の法的な休業制度一つである「育児休業制度(育休)」の認知度を調べた結果、「育休を知っている」が66.6%、「名称は聞いたことがあるが内容は知らない」が25.8%、「全く知らない」が7.6%となった。男女別に見てみると、「育休を知っている(内容を含む)」と答えたのは男性が61%、女性が72.7%と、女性の方が10ポイント以上高くなっていた。
約7割が企業選びのポイントとして「育休取得状況」に注目
最後に、「企業の育休取得状況は企業選びに影響を与えるか」と尋ねると、「影響がある」が21.7%、「やや影響がある」が48%となり、合計69.7%が「影響する」と答えた。この値を男女別に見ると、男性は計63.3%、女性は計76.7%と、女性の方がより重要視していることがうかがえた。