株式会社i-plugは2024年9月25日、2026年卒業予定の学生(以下、26卒生)を対象に実施した「インターンシップ」に関する調査の結果を発表した。調査期間は2024年9月6日~9日で、26卒生400人から回答を得ている。調査結果から、夏期インターンシップへの参加によって志望度が上がったかどうかや、本選考に進む意向、およびその決め手などが明らかになった。
夏期インターンに参加した26卒生の9割が「本選考に進む」意向。志望度アップの決め手は“雰囲気の良さ”や“働き方のイメージ”

夏期インターンシップの参加社数は「2~5社」が最多。複数が主流に

2024年の夏期インターンシップを終え、参加した学生においては様々な学びや気づきがあったことだろう。ここから本格的に企業の選考に進んでいく学生たちであるが、夏期インターンを経て、志望企業や志望度の変化はあったのだろうか。

はじめにi-plugが「夏期インターンシップへの参加有無」を尋ねると、「すでに参加した」(72%)、および「9月末までに参加予定」(15.5%)の合計は87.5%と、9割に迫る人が参加していることがわかった。

そこで、これらの人に「参加した、または参加予定の夏期インターンシップの企業総数」を尋ねたところ、「2~5社」が57.4%と半数を超え、最多となった。以下、「6~10社」が21.4%、「1社」が10.9%、「11~15社」が8.3%、「16社以上」が2.0%となっている。2社以上のインターンシップに参加した人がおよそ9割となっていることから、2024年の夏期インターンシップ参加社数は、複数社である学生が多いとわかった。
参加した、または参加予定の夏期インターンシップの企業総数

夏期インターンシップへの参加で「志望度が上がった」は8割にのぼる

次に同社は、「インターンシップへの参加をきっかけに志望度は変化したか?」と尋ねた。その結果、「志望度が上がった」が79.9%でほぼ8割を占め、インターンシップへの参加が志望度に対してポジティブな影響を与えている様子がうかがえた。
インターンシップへの参加をきっかけに志望度は変化したか?

本選考に進む決め手は「雰囲気の良さ」や「働き方のイメージができた」など

続いて、夏期インターンシップに参加した人に対し「参加した企業の中で、本選考に進もうと思った企業はあるか?」と尋ねた。すると、92.7%が「ある」と答えたという。

そこで、「本選考に進もうと思った企業がある」と回答した人に、「どのような点に惹かれて選考に進もうと思ったか?」と尋ねると、最多となったのは「職場の雰囲気の良さ」で69.7%だった。以下には、「事業内容」(53.9%)、「入社後の働き方をイメージできた」(52.8%)、「自分が成長できそうだと感じた」(37.8%)などが続いている。インターンシップで企業の“雰囲気の良さ”や“働き方のイメージ”、およびその企業での“成長のイメージ”などを感じ取れたことで、より大きな魅力を見出すことができているようだ。
どのような点に惹かれて本選考に進もうと思ったか?

秋期・冬期インターンシップへの参加予定は6割以上に

最後に同社は、「秋期・冬期インターンシップへの参加予定はあるか」について尋ねている。その結果、「はい」と答えた人は60.3%と、6割にのぼった。夏期インターンシップと比べて割合はやや落ちるものの、秋期・冬期インターンシップにも参加する予定の学生が多いことがわかった。
秋期・冬期インターンシップへの参加予定はあるか
本調査から、夏期インターンシップには9割に迫る人が参加しており、参加社数は「2~5社」が最多であることがわかった。また、夏期インターンシップに参加したことで、企業の「雰囲気の良さ」や「働き方のイメージ」を知り、本選考に進む決め手となっていることもうかがえた。秋期・冬期インターンシップに向けて、どのような内容が学生に良い印象を与えるのか、いま一度検討してみてはいかがだろうか。

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