「サマーインターン参加」を検討する26卒生は7割に迫る
25卒採用より、長期休暇中の実施や開催日数5日以上、開催日数の半数以上を職場での就業体験実施など、一定の条件において、インターンシップと採用の連携が可能になっている。また、企業セミナーやグループワークなどのプログラムを実施する「オープン・カンパニー」というカテゴリも新設された。そうした中、次年度の就活を控えて夏の長期休暇を迎える26卒生は、夏休みにどのような取り組みを予定しているのだろうか。はじめに学情は、「この夏に『就職活動準備』で取り組みたいこと」を尋ねた。すると、最多となったのは「自己分析」で76.2%、以下は「インターンシップ参加」が67.5%、「業界研究」が66.9%で続いた。就活の本格化に向けて自己分析や業界研究などの下準備を進める学生が多いほか、実際にサマーインターンシップに参加する意向の学生も7割に迫るようだ。
また、同質問に関するフリーコメントでは、「選考が始まる前に就活の軸を定めたい」、「夏休み中に就活を進め、できれば早期選考にも繋げていきたい」、「インターンシップに参加する企業を中心に業界・企業研究を進めたい」、「この夏休みでどれだけ情報を集められるかが鍵になると考えている」などの声が挙がったという。
就活準備以外には「アルバイト」や「資格取得」の取り組み予定が多い結果に
次に同社は、「この夏に『就職活動準備以外』で取り組みたいこと」を尋ねている。その結果、「アルバイト」が最多の63%、以下は「資格取得のための勉強」(50.5%)、「大学の勉強」(38.4%)が続いた。長期休暇中にアルバイトに注力する学生は年次を問わず多いと考えられるが、3年次においては、将来を見据えて「資格取得」に取り組む学生も半数以上いることがわかった。なお、同質問に関するフリーコメントでは、「就職活動にもお金が必要なので、アルバイトをして貯金をしておきたい」、「将来英語を使って仕事をしたいので、TOEICの点数を上げたい」、「専門的な知識を身につけて就活に臨みたい」、「ガクチカにつながるゼミの研究やボランティアに力を入れたい」などの声が寄せられたという。就職活動のための貯金をするためにアルバイトをする学生もいることがわかったほか、“ガクチカ”として話せる経験を得るための取り組みを検討している様子もうかがえた。