
7割以上が大学1,2年生との接点づくりの必要性を感じている
Society 5.0 for SDGsに向けて、学生が自らのキャリアを主体的に考える機会を提供する「キャリア形成支援の動き」が産学連携で進んでいる。同社が、企業の人事(採用担当者)を対象に「大学1,2年生との接点づくりの必要性」について尋ねると、「必要性を感じている」と答えたのは計76.1%で、4社中3社となった。

3割の企業が「オープンカンパニー(大学1,2年生、修士1年生向け)」を実施
次に同社は、「低年次学生向けのキャリア形成支援の取り組みの実施状況」を尋ねた。すると、「タイプ1:オープンカンパニー」については、「実施している」が30.6%、「実施を予定している」が14.5%、「実施を検討している」が12.6%だった。これらを合わせると57.7%となり、半数以上が施策を前向きに進めていた。また、「タイプ2:キャリア教育」については同合計が53.2%(「実施している」が26.7%、「実施を予定している」が14.7%、「実施を検討している」が11.8%)と、こちらも5割を超えた。

大学1,2年生向けの施策は66.3%が「成果が出ている」と評価
さらに、前述の大学1,2年生向けの施策を実施しているという企業を対象にその成果を尋聞くと、「成果あり」が66.3%で、「不明」が21.4%、「成果なし」が12.3%だった。学生との接点づくりに手応えを感じている企業はかなり多いことがうかがえる。
企業の43.6%が「大学1,2年生向の企業内学生アルバイト(有償型施策)」を実施
最後に、同社は「大学1,2年生向けに、就業体験・機会提供を目的とした学生アルバイトなどの有償型施策を実施(予定含む)しているか」を尋ねた。その結果、「実施している」「実施を予定している」の合計は43.6%と、就業を通じた学生との接点を維持・継続している企業もいることが明らかとなった。