26卒生の9割が採用直結型インターンシップに「参加したい」と回答
「インターンシップの推進に当たっての基本的考え方」(文部科学省、厚生労働省及び経済産業省の三省合意)にて、インターンシップの定義が変更となった。新定義においては、「長期休暇中に実施」、「開催日数5日以上」、「開催日数の半数以上は、職場での就業体験を実施」などの一定の条件を満たせば、企業はインターンシップ参加者の情報を採用広報と選考に使用できる。本改正適用2年目にあたる26卒の学生は、インターンシップをどう捉えて応募しているのだろうか?はじめに、同社が「選考につながるインターンシップがあれば参加したいか」を質問したところ、「参加したい」は96.6%と、ほとんどの学生が回答した。なお、回答者のコメントでは「インターンシップに参加し、具体的に仕事をイメージできた企業の選考に参加したい」、「3年生のうちに内定を得たい」、「インターンシップは就職活動を有利に進めるために参加するので、選考に直結すると嬉しい」との声が聞かれた。この結果から、学生側ではインターンシップの新定義に対する理解が進んでおり、「就職活動はインターンシップから本格的にスタートする」と捉えていることがうかがえる。
4人に1人が「大学1・2年次」から就活情報を収集開始
次に、「インターンシップや就職活動準備に関する情報収集を始めた時期」を尋ねると、「大学3年生の4月」が74.7%と最も多くなった。他方で、「大学1年生」が4.5%、「大学2年生」が20.9%と、「大学1・2年生」から情報収集を始めている層は全体の4人に1人であることがわかった。4割以上が「2025年のゴールデンウィークまで」に就活を終えたい意向
続いて、「いつまでに就職活動を終えたいと考えているか」を同社が質問したところ、最も回答者の割合が多かったのは「2025年のゴールデンウィークまで」(20%)だった。これより前の時期については、「2024年12月末まで」が4.2%、「2025年2月末まで」が3.7%、「2025年3月末まで」が16.1%で、合計すると24%となる。おおよそ4人に1人が、卒業の前年次(学士3年生、修士1年生)のうちに就職活動を終えたいと考えているようだ。フリーコメントでは、「3年生のうちに就職活動を終え、4年生は卒論や社会人になるための準備に時間を使いたい」や「希望する業界・企業の選考が早いので、3年生のうちに就職活動を終えるイメージをしている」、「インターンシップに参加した企業の中から選考に参加する企業を決め、早期選考で内定を得たい」などの声があった。