新型コロナの5類移行で「新年会実施率」は4割を超え回復傾向。2019年の割合には届かず
新型コロナの5類移行に伴い、コロナ禍で激減した忘年会実施率が、コロナ前の水準へと回復しつつあるという。年明けには新年会シーズンが到来するが、実際に働く社会人は、2024年の新年会についてどのような意識を抱いているのだろうか。はじめにライボは、「コロナ禍前後の新年会実施の有無」を尋ねた。すると、新年会の実施はコロナ禍前の2019年では67.5%だったが、コロナ禍に入った2020年に17.6%まで減少していることがわかった。その後、2021年は17.8%と横ばい、2022年は20.5%、2023年(5類移行前)は29.2%と微増している。
また、「2024年の職場新年会の実施予定」を聞くと、「実施しない」が55.5%(たぶんない:27.4%、ない:28.1%の計)、「実施する」が44.5%(たぶんある:26.3%、ある:18.2%の計)だった。
過半数が2024年の職場新年会に「不参加」と回答。理由は「必要性を感じない」など
続いて、同社が「来年の職場新年会への参加意欲」を尋ねたところ、「参加したくない」との回答が過半数を占めたという。同回答を年代別で見ると、30代が約6割と最も多く、以下は20代、40代、50代の順で、いずれも5割以上だったとのことだ。そこで、反対に「来年の職場新年会に参加意欲がある」とした人にその理由を聞いた。その結果、「職場の人とコミュニケーション」が53%で最多となり、以下、「上司との関係構築」が27.1%、「同僚との関係構築」が25.8%と上位だった。
一方、「参加意欲がない」とした人にその理由を聞いたところ、「特に必要性を感じない」が48.4%で最も多かった。以下、「気を使うのが疲れる」が46.8%、「プライベートを優先したい」が46.5%と続いた。
全体の過半数が職場新年会を「不要」と回答。今後についても約6割が「不要」との意見
次に、同社が「職場新年会の実施の必要性」を尋ねたところ、「必要ない」との回答が57.8%(全く必要ない:19.6%、必要ない:16.5%、どちらかといえば必要ない:21.7%の計)と過半数を占めた。また、同回答者に「今後の職場の新年会“文化”の必要性」を聞いたところ、「必要ない」との回答が62.1%(全く必要ない:24.3%、必要ない:14.6%、どちらかといえば必要ない:23.2%の計)で6割におよんだ。
約6割が職場の新年会文化に「反対」と回答。今後の開催企業も「減少予想」に
最後に、同社が「職場の新年会“文化”の賛否」を聞いたところ、「反対」との回答が59.6%(とても反対:14.4%、反対:17.8%、どちらかといえば反対:27.4%の計)で6割に迫った。また、同回答者に「今後の新年会開催企業の増減予想」を聞いたところ、「減ると思う」との回答が54.8%(とても減ると思う:12.5%、減ると思う:21.6%、どちらかといえば減ると思う:20.7%の計)で半数を超えた。