若手を積極的に登用する企業に「魅力を感じる」と答えた20代は6割以上に
終身雇用が当たり前ではなくなりつつある昨今、働き手による主体的なキャリア形成への関心が高まっている。20代~30代前半の社員を管理職に登用する企業も増加傾向にあるが、20代のビジネスパーソンは、若手の管理職登用をどのように捉えているのだろうか。まず学情は、「若手を積極的に登用する企業に魅力を感じるか」を尋ねた。すると、若手を積極的に登用する企業について「魅力を感じる」が31.2%、「どちらかと言えば魅力を感じる」が30.4%で、合計61.6%だった。20代の6割超が、若手社員を積極的に登用する企業に魅力を感じていることが明らかとなった。
「魅力を感じる理由」についての自由回答には、「実績や能力に応じて、責任あるポジションを任せてもらえるのは嬉しい」や「若いうちから裁量を持って働きたい」、「年功序列よりも実力で評価する企業は、魅力を感じる」といった声が寄せられたとのことだ。
20代の4割超が、積極的に登用する企業は「志望度が上がる」と回答
続いて同社が、「20代を積極的に管理職に登用する企業は志望度が上がるか」を聞いたところ、「志望度が上がる」が15.8%、「どちらかと言えば志望度が上がる」が26.2%で、合計42%だった。4割以上が、「志望度が上がる」と答えた。「志望度が上がる理由」として、「管理職に挑戦したい人に挑戦の機会があるのは良いことだと思う」や「若手のうちから経験を積みたい」といったコメントが寄せられたという。
転職時に「管理職登用実績を重視する」20代は3割超、一方で「重視しない」も同水準に
最後に、「転職時に若手社員の管理職登用実績の有無をどの程度重視するか」を質問したところ、「最優先で重視する」、「最優先ではないが重視する」と回答したのは、合わせて32.7%だった。一方、「重視しない」、「どちらかと言えば重視しない」は33.9%で、「重視する人」と「重視しない人」がともに3割以上と、ほぼ同じ割合であることが分かった。自由回答には、「若いうちから責任ある仕事に挑戦できる企業は魅力を感じる」や「登用実績があれば、自分自身にもチャンスがあると思える」といった声があがった。一方で、「管理職は目指していない」や「自身が20代で管理職になるイメージは持てない」といった意見も聞かれたという。