インターンシップの採用直結が可能になったことを「知らない」が4割
2025年卒から就職活動のルールが変更になり、「採用直結型」のインターンシップが可能となったが、全国の総務担当者はどの程度認知しているのだろうか。まず月間総務は「インターンシップを採用に直結できるようになることを知っているか」と尋ねた。すると、「知っている」が55.4%、「知らない」が44.6%だった。採用直結インターンに「賛成」する理由と懸念点とは?
続いて同社が、「インターンシップの採用直結に賛成か」を尋ねたところ、「賛成」が74.3%、「反対」が25.7%となった。あわせてそれぞれの理由をフリーコメントで聞くと、「賛成」の意見として、「採用者にあった職種・環境の確認ができ、雇う側も必要な人材を確保できる」や「就職後の業務へのランディングがスムーズ」、「人となりがわかっているほうが採用しやすいと思う」といった声が寄せられたという。
一方で、「反対する理由」には「大手に優秀な学生を早期に確保されて厳しくなる」や「企業間での囲い込みが一層激しくなる」、「学生の本分である学業に多大な影響を与えかねない」などの意見があがったとのことだ。
新卒採用企業のうち7割強はインターンシップも実施
次に、「2025年卒の新卒採用を実施する予定がある」との回答者(43名)に、「今年度インターンシップを実施する予定があるか」を同社が質問した。その結果、「実施する」が72.1%、「実施しない」が7%、「未定」21%だった。「インターンシップでの採用活動を行う」とする企業の割合や理由とは
また、「今年度インターンシップを実施する」とした人に「インターンシップによる採用活動を行うか」を聞くと、「行う」が62.9%、「行わない」が8.6%、「未定」が28.6%だった。インターンシップによる採用活動を行う理由についてのフリーコメントでは、「より親和性の高い学生を採用したいから」や「採用目的で良い学生と巡り合いたいだけでなく、業務の上での戦略として期待している」といった声があがった。
一方で、行わない理由には、「職業体験を経て当社に魅力を感じるか否かは、学生が自主的に考える問題であり、こちらからアプローチすることはインターンシップ本来の意図から外れる」という意見が寄せられたという。