2割超の社員が「組織の方向性が明確に発信されていない」と感じている
企業において社員のエンゲージメントを向上させるには、自社の現状や今後の展望などを積極的に発信し、現場に落とし込むことが重要だろう。レンズアソシエイツはまず、「勤務先の経営者から『組織の方向性』に関して明確なメッセージが発信されているか」を尋ねている。すると、「非常にそう思う」が28%、「ややそう思う」が44.2%で、合計が72.2%となった。一方で、「あまりそう思わない」は20.2%、「全くそう思わない」は3.8%で、合わせると24%だった。また、「あまりそう思わない」、「全くそう思わない」と回答した人に自由回答で「理由」を尋ねたところ、「会社全体の大きな話ばかりで、身近に感じられない」や、「他社のビジョンをコピペしたようなメッセージだから」、「従業員まで伝わってこない」などといった声が寄せられたという。