専門家がテレワークの導入から定着までをサポート
昨今、新型コロナウイルス感染症の拡大防止策や、多様な人材の確保、生産性の向上などを目的に、テレワークを導入する企業が増えている。その一方で、導入状況を従業員規模別に見てみると、規模が小さい企業ほどテレワークの導入率は低い傾向に。愛知県内の中小企業では、テレワークの導入率が14.9%と、全国平均を下回っているのが現状だ。今回、愛知県が名古屋市に開設した「あいちテレワークサポートセンター」の設置運営業務を、パソナが受託。同センターでは、テレワークの具体的な活用方法や労務管理といった規定整備など、県内中小企業のテレワーク導入に関わる課題を解決するため、ITコーディネーターや社会保険労務士などの専用相談員が相談を受け、サポートを行う。また、テレワーク導入のメリットや利用できるツールの解説・紹介等を行う「セミナーの開催」や、「テレワークツールの利用体験会」なども実施していく。
同社は、当事業を通じて愛知県内の中小企業におけるテレワーク導入を支援することで、企業の持続的な成長・発展をサポートするとともに、一人ひとりのライフスタイルに沿った「柔軟な働き方」に対応した社会の実現に寄与していきたいという。
セキュリティ対策や導入後の規定といったさまざまな課題から、テレワーク導入に至らない企業もあるだろう。こうした専門的なサポートを活用することで、自社に合ったテレワークの導入方法が見つかるかもしれない。