
女性経営者の3割以上が男性社長との「差」を実感
女性経営者は、社長業に対してどのように感じているのだろうか。まず、「男性社長と比較して業務上不利に感じることはあるか」と尋ねると、「はい」が36.9%となり、3人に1人が何らかの不利を感じていることがわかった。

女性経営者がプライベートで不利だと感じることとは
「男性社長と比べて、プライベートで不利に感じることがあるか」という問いに対しては、「はい」が19.4%と、2割弱にとどまった。業務面と比較すると、プライベートのほうが不利を感じる割合は少ないようだ。
フリーコメントでは、「家事全般があるため、仕事や接待などの時間が限られる」、「会合などで女性社長だというと距離を置かれる」といった声が寄せられた。

不利を感じる一方、女性だからこそできる関係構築も
次に、「女性だからこそスムーズに進んだこと」について尋ねた。その結果、「顧客との関係構築」が39.3%と最も多く、「社員との関係性構築」が24.3%と続いた。フリーコメントでは「親しみやすいと言ってもらえることが多い」、「女性目線での提案が参考になると言われた」といった声があがっており、女性独自の柔らかさや視点により、関係性が築きやすくなると感じる人もいるようだ。
ライフワークバランスの視点で働き方に関する制度を導入
最後に、「社長になって初めて導入した働き方に関する制度」を尋ねた。すると「時短勤務制度」が16.5%、「時差通勤制度」が11.7%、「テレワーク勤務制度」が10.7%という結果に。“プライベートとの両立や働きやすさ”といった視点で制度を導入していることが判明した。