20代の6割超が「入社時期が明確な募集は魅力的」と回答
終身雇用が当たり前ではなくなりつつある昨今、働き手による主体的なキャリア形成への関心が高まっており、転職を希望する働き手は増加している。企業も経験者採用の拡大を図っており、入社時期を明確にした募集や若手を対象にした募集も増加傾向にあるが、20代はどのような募集形式に魅力を感じているのだろうか。まず学情は、「『10月1日入社』や『4月1日入社』など入社時期が明確な募集は魅力を感じるか」を尋ねた。すると、「魅力を感じる」が24.8%、「どちらかと言えば魅力を感じる」が36.1%で、合計60.9%だった。入社時期が明確な募集に魅力を感じている20代は、6割を超えることがわかった。
自由回答には、「同じ時期に入社する人がいると心強い」や「あらかじめ入社時期が明確だと、引継ぎや退職のスケジュールも立てやすい」といった声が寄せられたという。
「第二新卒採用」など20代をターゲットとする募集に魅力を感じる人は8割超に
続いて同社が「『第二新卒採用』や『ポテンシャル採用』など20代がターゲットであることを明確にした募集は魅力を感じるか」を聞いたところ、「魅力を感じる」(49.3%)との回答は半数近くにおよんだ。「どちらかと言えば魅力を感じる」(32%)と合わせると、20代の8割以上が「第二新卒採用」や「ポテンシャル採用」など20代がターゲットであることを明確にした募集に魅力を感じていることがわかった。また、自由回答では、「採用対象になるかがわかりやすい」や「積極的に若手採用を実施していることがわかる」といった声が聞かれたとのことだ。
約4割が「幹部候補として育成するキャリアパスがある」募集に魅力を感じている
最後に同社は、「『幹部候補採用』など幹部候補として育成するキャリアパスがある募集に魅力を感じるか」を尋ねた。すると、「魅力を感じる」とする人は39.1%(魅力を感じる:14.9%、どちらかと言えば魅力を感じる:24.2%の計)と、4割に迫ることがわかった。また、自由回答を募ったところ、「キャリアアップの機会がある求人は魅力を感じる」や「キャリアパスが明確だと、自身の希望と合致するか判断しやすい」といった声が寄せられたという。