合同企業セミナーを活用したい理由は「複数の企業の話を聞き業界理解を深めたい」など
コロナ禍に就職・採用活動でのオンライン活用が急速に普及した一方で、実際に企業の担当者と直接会話する対面実施の大切さも見直されている。インターンシップの広報解禁を経て、25卒生は対面でのコミュニケーションが可能となる「合同企業セミナー」をどのように捉えているのだろうか。はじめに学情は、「インターンシップやオープン・カンパニーの情報収集に、合同企業セミナーを活用したいか」を訪ねた。すると、「活用したい」が61.6%、「どちらかといえば活用したい」が26.6%で、合計88.2%だった。約9割の学生が「情報収集に合同企業セミナーを活用したい」と考えていることが明らかとなった。一方、「活用したくない」との回答は2.5%とごくわずかだった。
また、「活用したい」とした学生に「その理由」を尋ねると、「複数の企業の話を聞いて、業界理解を深めたい」や「一度に複数の企業の話を聞くと、自身の関心と合致するかを比較しやすいと思う」、「人事担当者と直接話せる機会は積極的に活用したい」などの声が寄せられたという。
合同企業セミナーに期待するのは「人事担当者と直接の会話」が最多に
次に同社は、前設問で「インターンシップなどの情報収集に合同企業セミナーを活用したい」とした回答者に、「合同企業セミナーに期待すること」を尋ねた。その結果、「人事担当者と直接『会話』できる」(53.6%)が最も多く、以下、「先輩社員と直接『会話』ができる」(45.1%)、「就活ノウハウを学べるコンテンツがある」(42.3%)と続いた。約7割の学生がインターンシップ応募前に「人事担当者と直接話したい」と回答
最後に同社は、「インターンシップやオープン・カンパニーへの応募前に人事担当者と直接話す機会をもちたいか」と尋ねた。すると、「直接話したい」(33.2%)と「どちらかといえば直接話したい」(35.6%)の合計は68.8%と、7割に迫った。また自由回答では、「インターンシップに応募する前に企業の雰囲気を知りたい」や「直接話すことで企業の雰囲気を知りたい」、「直接話すと、どのような人材を求めているかイメージしやすいと思う」、「インターンシップで学べることを直接質問したい」などの声があがったとのことだ。