
半数以上が「エンゲージメントサーベイに回答した経験がある」と回答
人的資本経営に注目が集まる今、従業員の生産性向上や離職防止に効果を示すとして、「エンゲージメントサーベイ」を実施する企業も増えつつある。では、実施する企業ではこうしたサーベイをどのように捉えているのだろうか。はじめにバヅクリは、会社員2,200名を対象に、「今まで働いた会社や組織で、働きやすさや組織への満足度等に関する社内アンケートに回答したことがあるか」を尋ねた。すると、「定期的に回答したことがある」が30.7%、「過去に数回だけ回答したことがある」が23.4%と、合計54.1%がエンゲージメントサーベイツールへの回答経験をもつことが明らかとなった。

エンゲージメントサーベイに対して「不満を感じたことがある」は約7割に
次に、同社は前設問で「回答経験がある」とした会社員に、「満足度等に関するアンケートに対して不満を感じたことがあるか」を尋ねた。その結果、「不満に感じたことがある」との回答は69.2%と7割に迫った。
6割が「回答結果の活かし方」に不満をもつ結果に
そこで同社は、エンゲージメントサーベイツールを「定期的に利用・回答した経験がある」、かつ「不満を感じたことがある」とした330名を対象に、「満足度等に関する社内アンケートに対して、どのような不満を感じたことがあるか」を尋ねた。すると、「回答した結果が何に活かされているかわからない」が60.6%と最も多くを占めた。以降、「回答するのに時間がかかる」が49.4%、「回答した課題や不満に対する解決策が実施されていない」が44.8%と続いた。