IoTとAI技術の連携で、業務効率化や新たなアイデア創出の促進へ
近年、AI技術が急速に進化していることを背景に、ソラコムでは従業員一人ひとりがAI技術の活用方法を学ぶことで、企業全体の競争力を向上させられると考えている。そこで同社では、AI技術を活用したテキストベースのチャットAIサービス「ChatGPT」を導入し、IoTとAIの連携による開発環境の整備をすでに始めているという。IoTプラットフォームを提供する同社では、データ収集や分析、自動化、最適化、予測保守といった分野でIoTとAIの密接な関連性を指摘している。AI技術が使いやすく進化することで、これまで専門的な知識が必要だったそれらの分野に対して、手軽にアプローチする可能性が広がると考えているとのことだ。今回、「ChatGPT Plus(※)」を福利厚生として導入し、全従業員に対して同サービスの利用料金を全額補助する「ChatGPT支援制度」を試験的に開始した。これにより、個々の従業員におけるAI技術の活用方法の学習を促進したい考えだ。
(※ChatGPTの有料版。ピーク時でもChatGPTへのアクセス可、応答速度の高速化、新機能や改良を優先的に利用できるといった特徴がある)
同社では、今後もあらゆる部署や役割でChatGPTを活用することで、業務効率化や新たなアイデア創出の促進を図るという。さらに本取り組みを通じて、企業としてAI技術をビジネス活用する知見を蓄積し、さらなる成長とイノベーションを目指していくとのことだ。
AI技術は今後も進化していくと考えられ、ChatGPTをビジネス活用する企業も増えていくだろう。こうした他社の事例を参考に、自社でも業務効率化や生産性向上のためにAI活用を検討してみてはいかがだろうか。