データ活用レベルは「業務改善、オペレーション効率化」が2割程度
「データ活用」は、企業に蓄積されているデータを、業務効率化や生産性向上を目的に、日々の業務で継続的に活用することを指すが、国内企業でのデータ活用レベルはどのくらいなのだろうか。はじめにウイングアーク1stが、「勤務先の『データ活用レベル』として当てはまるもの」について質問した。すると、「業務改善、オペレーション効率化(チーム、部門単位など局所的にデータ活用の仕組みが用意されている)」が25.5%で最多だった。以下、「パーソナル業務における効率化(個人のスキルレベルに沿いExcelなどを利用しデータ活用を行なっている)」が17.2%、「売上向上・意思決定のスピード化」が16.6%となった。また、「全く行っていない」との回答は11.2%で、1割の企業ではデータ活用を全く行っていない実態も明らかとなった。
8割の企業が「データ活用・分析」に注力している
続いて同社が、先の質問で「まったく行っていない」、「わからない/答えられない」、「あてはまるものはない」以外を選択した人に、「勤務先では、データ活用・分析に注力しているか」を尋ねた。すると、「非常に注力している」が29%、「やや注力している」が51.9%で、計80.9%が「データ活用に注力している」ことがわかった。他方で、「データ活用のためのツールがまだ導入されていない」も10.4%となり、データ活用のためのツールが導入されていない企業が1割以上ある実態もわかった。