株式会社学情は2022年9月28日、2024年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生(以下、24卒生)を対象に実施した調査の中から、「インターンシップの満足度」に関する結果を発表した。調査期間は2022年8月24日~31日で、インターンシップに参加したことがある24卒生432名から回答を得た。これにより、リアル形式とオンライン形式のインターンシップの満足度の比較や参加して良かった点が明らかとなった。
「リアル形式」と「オンライン形式」のインターンシップで満足度が高いのは?「社風がよくわかった」などメリットを感じる声

リアル形式のインターンシップの満足度は9割以上に。オンライン形式を上回る

オンライン形式で行うインターンシップやセミナーなどが定着してきているが、実際に参加した学生たちは、「リアル」と「オンライン」ではどちらに高い満足度を感じているのだろうか。まず学情が、「リアル形式/オンライン形式で参加したインターンシップに対する満足度」を聞いている。すると、「リアル形式」での満足度は91.8%だった(満足:46.9%、やや満足:44.9%)。

一方、「オンライン形式」のインターンシップの満足度は78.1%(満足:26.2%、やや満足:51.9%)となり、「リアル形式」を13.7ポイント下回った。
リアル形式/オンライン形式のインターンシップの満足度

リアル形式に参加して良かった点は「参加企業の社風や雰囲気がよくわかった」が最多

続いて、同社が「リアル形式/オンライン形式のインターンシップに参加し、良かった点」を複数回答で尋ねた。「リアル形式のインターンシップで良かった点」は、「参加企業の社風や雰囲気がよくわかった」が65.3%で最多だったほか、「参加企業の業種、職種への理解が深まった」が63.7%、「社員またはその他社会人と交流が持てた」が37.6%となった。

「オンライン形式のインターンシップで良かった点」は、「参加企業の業界・職種への理解が深まった」が76.6%で最も多かった。以下、「参加企業の社風や雰囲気がよくわかった」が48.3%、「自分の適性・やりたいことを考えるヒントになった」が34.5%で続いた。
リアル形式/オンライン形式のインターンシップに参加して良かった点
本調査より、インターンシップについて、オンライン形式よりリアル形式での開催に満足している24卒生のほうが多いことがわかった。リアル形式では「企業の社風の理解」、オンライン形式では「企業の属する業界理解」といった良さがあがったことから、どちらの開催形式であってもメリットを活かせるような実施内容を検討していきたい。

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