
「就活を通じて企業や商品のイメージが良くなった/悪くなった経験」の有無は
1990年代半ばから2000年代の初めに生まれた「Z世代」の就活生は、どのような価値観を持ち企業を選ぶのだろうか。はじめに、電通が「就活で企業や商品のイメージが良くなったことはあるか」と尋ねると、「良くなったことがある」が46.6%、「まあある」が42.8%で、「就職活動をきっかけに企業イメージが良くなった」と答えたのは計89.4%となった。一方で、「イメージが悪くなったことはあるか」の回答では、「悪くなったことがある」が31%、「まあある」が32.5%で、これらの合計は63.5%だった。

イメージが悪化した理由は「面接官の印象」
また、同社は「就活により企業のイメージが悪化した」とした回答者に「その理由」を聞くと、トップは「面接官の印象が良くなかった」で67.1%でとなった。以下、「社風が古いと感じた」が38.1%、「選考結果の発表が遅かった」と「OB・OG訪問で会った社員の印象が良くなかった」がともに31.8%で続いた。
企業選びで最も重視するのは「社内の風通しの良さ」と4割強が回答
次に、同社が「企業選びで最も重視していたこと」を尋ねると、「社内の風通しの良さ」が42.4%で最も多かった。続いて、「会社や業界の将来性」が40.3%、「安定した収益性」が38.8%となった。同社は、この結果について「Z世代の就活生は企業の社風を重要視する傾向がある。出世競争や上昇志向よりも、オープンでフラットな関係性を大切にする価値観が反映された結果ではないか」という考察を示している。
6割以上は就活の情報収集に“動画メディア”を活用。SNSの活用も多数に
さらに同社は、就活における情報収集方法手段についても聞いている。「就活でYouTubeを活用したか」という問いでは、「かなり活用した」(22.2%)と「まあ活用した」(41.1%)の合計が63.3%となった。

就活生の内定承諾には、「就活口コミサイト」とともに「親・家族・親戚」が影響か
最後に、同社は「内定を承諾する際に影響を及ぼしたもの(サイト名、人など)」について尋ねた。その結果、1位に「ONE CAREER(内定者の口コミがわかるサイト)」(22.6%)、3位に「オープンワーク(社員の口コミで企業を評価するサイト)」(19.8%)がランクインした。Z世代の就活生は、企業選びにおいて口コミを参考にしていることがうかがえる。また、2位が「親・家族・親戚」(20.7%)と上位となっていた結果を受け、同社は「内定承諾には親などの確認も影響している。Z世代に特徴的な『家族との距離感の近さ』が要因として考えられるのではないか」との見解を示した。